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イギリスのリメンバランスデー

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11月のイギリスにくる予定の方は要注意!

現在イギリスに住んでいます。

イギリスには様々な軍関係の記念日とかチャリティーなどが存在し、退役軍人さんのためのサポートや遺族の方へのサポートなんかが盛んに行われています。
お店のレジ脇に募金箱などが置かれていたり、退役軍人さんが参加するようなイベントの話題がニュースになったりしています。
アフガニスタンで負傷された方の義肢の用意をドキュメンター形式に紹介したり、結構手厚い感じです。

一番目を引くのは、日本の赤い羽根募金のような感じの「ポピーアピール」です。

Photo: Sgt Dan Harmer, RLC/MOD [OGL], ウィキメディア・コモンズ経由

これは第一次大戦が終戦した11月11日を記念し制定された日で、募金をした人に手渡されるバッジのようなものだったり、日本の神社でもらう交通安全のお守りのように車のバンパー付近に取り付けたりしていて、結構年中見られますが、10月に入った頃からキャスターの人や街ゆく人が胸元に飾ったりしてます。

何でポピーかというと、第一次大戦が終結した戦場に咲き誇っていたからだそうで、日本人的な感覚としては彼岸花のような感じでしょうか。
11月11日の午前11時には毎年2分間の黙祷が捧げられます。
もちろん自由参加ではあるのですが、これが結構要注意。

平日であれば勤務中なので、まあ、職場でだまーって仕事をしているだけでやり過ごせるのですが、先だっての11月11日は週末でした。

すっかり休みモードで3歳の子供を連れていつものようにスーパーマーケットに出かけた私家族。
入店して乳製品コーナーを見ていると「今から2分間の黙祷を捧げます」の店内放送。
店員さんはもちろんのこと、入店しているお客さんたちもみんな足を止めて黙祷。

ところが3歳児にそんな空気が読めるわけもなく、大好きなヨーグルトとチーズを買えと交渉を続けるうちの子供。

静かにするんですよと言ったところで子供にとってはヨーグルトとチーズを買ってもらえるかどうかの方が重要で、黙るわけもなく、抱えて外に逃げてもらうための頼みの綱の夫はいつの間にやら遠くの野菜コーナーに逃げてるし、私と子供の姿を見て肩を震わせてくれるならまだいいですが、愛国心の強いお年寄りなどには睨まれる始末。

11月に小さなお子さんを連れてイギリスを旅行するご予定の方、平日でもこの黙祷はありますので、11時には店の外にいるかホテルの部屋でやり過ごしましょう。
イギリス人のみならず移民の人も空気を読んで黙祷しているので、恥ずかしいことこの上ないです。

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