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サバゲであった怖い話!ドッペルゲンガーの夜

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まだ専用フィールドがなくて、野山でサバイバルゲームをしていた頃の話。
いつもサバゲをしているメンバーの親戚がお坊さんで、そこのお寺の裏山を使ってよいと言われていたので、サバイバルゲームフィールドとして自由に使わせてもらっていました。
山の中の古寺で敷地に墓地がある意外は滅多に人も来ないので、安心してゲームに集中できる良いフィールドで、デイゲームやナイトゲームまでも楽しんでいました。

目次

ある初夏の夜の事

いつものようにナイトゲームを楽しんでいた時の事です。

いつもスタート同時に特攻し、最初にヒットされセーフティー帰ってくるのがお約束のK。
その時もどうやらそのパターン通りで、ヒットされてセーフティーに帰ってくると、「K」がうなだれていたのでした。

当時、殲滅戦が主にルールで今のようにプレー時間が決まっていなかったので、最後に1人になるか、それに近い人数まで減ったときゲームが続きます。
なのでゲームの最初にヒットを取られてしまうと、時間が余ってしまいセーフティーでの雑談も楽しみの1つでした。

との時、セーフティーには私とKの二人だけだったので話かけたのですが頷くぐらいの反応しかなして、「きっと眠いのだろう」と思いそっとしておいきました。

ヒットとられた?

ヒットされた仲間が帰ってきて、セーフティーの人数も徐々に増えてきて賑やかになってきて、他の友人も彼にからかいながら声をかけても反応が薄いので、みんな眠いのだろうと思ってそっとしておいたのでした。

セーフティーにいる人数から計算して、ゲームも後半に差し掛かったとき、ヒットをとられて帰ってきた「A」が・・・

「今回のゲーム「K」は強いな!奴にヒットとられたよ」

と苦笑いにながら帰ってきたのですが、隅でうなだれるKを見かけ、
「あれいつの間に帰ってきたの」と。

私やそこにいた全員は「いつもどおり最初からいるけど?」と言ったのに対して、
彼は夜だしきっと見舞い違いだろう、そんな事は無いからなと笑うのでした。

そしてほぼ全員がセーフティーに帰還して、頃合という事になりゲーム終了のホイッスルを鳴らし、残っていた数人もフィールドに帰ってきたときの事、その中になぜか、Kが他の仲間と談笑しながら歩いてくるのでした。

ちょっとした異変

異変に気がついた、そこにいた全員がセーフティーにいる「K」に目を向けると、いるはずの「K」がそこにはいませんでした。

帰ってきた「K」に全員詰め寄って問いただすと・・・

「K」は確かに最初に特攻してったけれど、そもそもドジな奴なので滑って足をとられて、フィールドの真横に位置する緩やかな崖から滑り落ち、ようやく下の沢から這い上がった時にゲーム終了のホイッスルが鳴ったのが聞こえたので、セーフティーに帰る途中の仲間と合流したとの事です。

そこで問題になったのは、そもそもセーフティーにいた「K」はなんだったのか?
実のところ「K」にヒットを取られたと思ったのは「A」だけじゃなかったのですが、セーフティーに「K」がいたので気のせい、間違いであると思っていたのが数人いた。
彼らは誰から撃たれたのか?

なんだか皆怖くなって、その夜のゲームを中止して早々に帰宅したのでした。

そしてその後、「K」は不慮の事故で死亡・・・していれば、伝説になったのでしょうが(笑)
なに事もなく今でもピンピンしているようです。

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