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韓国軍の夢!未来型の自動小銃「K11複合型小銃」の不遇!

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さて皆さんは「複合型小銃」と言う言葉を御存じでしょうか?

解りやすく言えば・・・グレネードランチャーとマシンガンが一つの銃に統一化され、それを機械制御で使うことの出来る──文字通りに複合型の自動小銃の事です。

よく映画やアニメにゲームなどで登場する自動小銃に、アタッチメントでグレネードランチャーやショットガンなどが取り付けられた銃火器を目にする事があると思います。

FPSゲームにおいては頼もしい武器となる、マシンガンにグレネードと一度に二度使える、そんな銃を、最初から装着され、またそれが機械が制御してくれると、まるでSFの世界に登場する未来の自動小銃。

目次

それを実際に開発し、配備してしまったお国があります

韓国国防科学研究所が自信をもって開発し、20mmグレネードランチャーを上、5.56mmアサルトライフルを下に並列させ、銃上部には、レーザー距離測定器を内蔵したマイクロプロセッサ式のサイトが装着され、目標的を捕捉し、銃撃すると、実に近未来的な自動小銃。

内部に組み込まれたレーザー距離測定器が20mmグレネードランチャーの爆発距離を測定し、効果的な攻撃を行うと、他国には真似のできない技術を盛り込んだと、韓国国防科学研究所が満を持して発表した「K11複合型小銃」

By Cinnamontrees (Own work) [CC BY-SA 3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons

ですが、この自動小銃は世界に致命的は恥をさらしてしまう事となる、使えない自動小銃として有名になってしまいました。

まず韓国側は自国でデザインし、開発したと言ってはいますが、元々はアメリカ軍が計画していた、次世代アサルトライフル計画であるOICW計画に触発されたモノだったのです。

ようするにパクった、だけです。

米軍が発表した次世代型の自動小銃である「XM29 OICW」を見て、自国でもこれを生産しなければと、勇んで動き出した韓国国防科学研究所。

ただコピーしては意味がないと、めずらしく自国の技術力だけで開発を進めてはいきます。

そして当のアメリカは「XM29 OICW」を2004年に開発中止してしまいます。

■ XM29 OICW

By The original uploader was Hayden120 at English Wikipedia (http://www.ghostrecon.net/) [Public domain], via Wikimedia Commons

軍事大国のアメリカが計画を中止した事に何の疑問も持たずに、韓国は2008年に完成したと発表します。

韓国側はアメリカ側が計画中止した銃を創りだし、勝ったと思ったのでしょうが、この複合型の銃には様々な問題があったが為に、開発が見送られてしまっただけで、それに気づく事なくに、韓国は、色々と問題点を誤魔化し、80丁をも部隊配備してしまいます。

まず開発が中止になった最大の理由が、歩兵が携行するにはあまりにも重量がありすぎてしまい、またサイズにも使用時に支障が出るとの結論が出され、あまつさえ20mm砲弾があまりにも威力不足と、現実主義と実力主義のアメリカ軍の基準を満たしていないが為に、中止になったのです。

また自動小銃に、本来デリケートな電子機器を装着し、それを発射機構と連動させてしまうと、故障時に使用不可能となってしまうと、試作段階で問題点を正確に出し、それを正直に反映したアメリカ軍ですが、韓国軍はそんな問題もおかまいなしに、これを正式な次世代の自動小銃として配備計画を立ててしまいます。

その結果・・・

実に総額として700億円以上をドブに捨ててしまう事となります。

まずK11複合型小銃は、まともに射撃することも出来ない、欠陥兵器だったのです。
本来戦闘時においては、アサルトライフルでの射撃が主力の戦闘となります。

制圧射撃を行い、敵を排除するのが、本来の射撃スタイル。

アサルトライフルの制圧射撃をし、グレネードランチャーで確実に制圧すると、複合型小銃のコンセプトはそれですが、K11複合型小銃でのアサルトライフルの射撃は、弾道が安定はせず、また射撃時にマガジンが外れ、連発はもちろんのこと、単発でも当たり前のように弾詰まりもしてしまう等の問題が続出します。

イギリスの欠陥ライフルとも言われている、あのL85よりも出来の悪いアサルトライフルとしてスタートし、K11複合型小銃はさらにその欠陥性を露わにして行きます。

またレーザー距離測定器を内蔵した、ご自慢のマイクロプロセッサ式のサイトは、一世代昔のビデオカメラ並みに性能が悪く、すぐに誤作動してしまい、最悪起動しないとの無茶苦茶ぶり。

しかもこの銃は、射撃前にマイクロプロセッサ式のサイトを起動させないと、満足に射撃できないとの欠陥もあり、電源がつかなければ満足に射撃する事ができないと、致命的な欠陥を抱えていたのです。

そして・・・

K11複合型小銃を語る上で忘れいけないのが、この銃の自慢であった20mm炸裂弾ランチャーの欠陥です。

グレネードランチャーは、現在の主力は40mmですが、連射性には向かず、あえて20mmの小型化をしますが……この小型化が世紀の大失敗となってしまいました。

まずアメリカの「XM29 OICW」は、20mmでの威力不足を問題視し、開発中止の課題に入れていましたが、韓国はあえてそれを開発し、無理やりにでも戦場で使う事を決めてしまいます。

それが悲劇の始まりでした

本来グレネードランチャーは、爆破による殺傷を目的とした兵器です。

でもそれを小さくしてしまえば、当然に威力が不足してしまいます。

実際に韓国でこの20mmグレネードランチャーの弾丸が暴発事故を起こした際に、射手が怪我だけで済んだと報告があるくらいに、あまりにも威力がない砲弾だったのです。

またマイクロプロセッサ式のサイトを使用し、距離測定し、着弾前に空中で爆破できる機能も取り付けたと豪語していましたが、これがまた誤作動の連発。

弾が発射しないと、弾が爆発しないと、銃として致命的過ぎる欠陥に加え、近くに電磁波が出るものがあれば、スマホがあっても、誤作動してしまうと問題が続出してしまいます。

また使用時にわざわざボルトアクション方式を採用し、ただでさえ使い勝手の悪さを、さらに露わにしてしまっています。

近未来の銃にも関わらず、前時代式のボルトアクションを採用し、グレネードランチャーとアサルトライフルとの交換性が非常に悪くなってしまい、すっかりと戦闘に不向きな銃となってしまったのです。

あまりにも重すぎる武器で、不発と作動不良があたりまえと、そして勝手に誤爆すると、戦闘にこの銃を宛がわれたら、自殺ものとしか言えないなど、不遇極まりない代物。

これならまだ古いアサルトライフルを使っている方がマシだと、現場から言われてしまう始末。

一応に改修などもされましたが、不具合が改善はされる事は無く、逆に悪化してしまう等と、まるで役に立たない欠陥兵器になってしまいました。

もともと技術的な能力がアメリカに追いついていない状態で開発され、情報を幾つも改ざんし、問題点を隠蔽し、責任者側への賄賂などで、無理やりに優秀な銃として飾り付けられ、未来の銃として発表されました。

でもメッキが剥がれ、世界的に恥をさらしてしまった、軍と政治の汚職と癒着の形ともいえる「K11複合型小銃」・・・再びこの銃が韓国の防衛の象徴となる日は、来ないのでしょうね・・・

icon image: By Cinnamontrees (Own work) [CC BY-SA 3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons

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