考察!流速チューニングってなに?

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流速チューニングってメジャーなチューニング方法の一つです。

ただし、いろいろな方と話していると実際なんなの?といわれる事が多いので、昔からの馴染みのチューナーやメーカー関係者、ショップ関連の方から聞いた話などを元に自分の見解も含めて解説します。

流速チューンという言葉を聞き始めたのが2008年ぐらいだったと思います。

1Jの法規制が浸透し、有料サバイバルゲームフィールドが年々増加していってそれに伴いゲーマー人口が増えていった時期でした。
既には海外製品が市場でまわり、フレームがメタルなのに国内メーカーの物より安価などのメリットから非常に魅力的な商品でした。

ところが、インポーターや取り扱いの問屋などを悩ませていたのが法規制。

輸入したそのままの状態だと150m/sも超える個体があり、確実に法規制オーバー。
かといって、国内むけデチューンを依頼して輸入しても、書類上は法定内となっているのですが実際はオーバーしていたり、動くけれど実質射撃不可能な状態で送られてくるケースが多発しました。

規模の大きい販売業者は調整できるチューナーを雇い調整した状態で販売しますが、そうでない中規模以下の販売業者は、修理や調整に手間がかかりコストの上昇が問題となり、割にあわない事がしばしばあったようです。

施されていたポピュラーなデチューン方法

シリンダーの加工する

シリンダーに穴を空け容量を少なくする事によりパワーを下げる方法

ひどい場合は全く分解せずにフレームごとシリンダーを貫通する箇所にドリルで穴を開けた個体もあり、さらにはメカボ内部が切りクズだらけで最悪の状態となります。
なにも考えず適当な箇所に穴をあけてしまってあり、パワーが下がりすぎてしまっている個体もあったようです。

ノズルの加工する

ノズルの先端をカット、もしくはノズルの中間位置に穴を開けてエアロスさせる方法。

ノズルの先端は必要以上に切ってしまうと発射すらしなる可能性がありますが、先端どころかノズルそのものを自体を取り除いてしまうという悪質なケースもあり、日本への輸出を考慮してパーツ単位で既にノズルの中間に穴が開けられている物もありました。

バレルの加工

バレルを短くカットする事によってパワーロスさせる方法。

シリンダー容量に関係なくバレルを極端に短くカットする事によって、バレル内での弾の加速させないようにして初速を落とします。
メカボックスに影響を与えず、機種によって程度がありますが最低限の分解でデチューン効果が高くて効果的な方法です。

そして、このバレルを短くする方法には思いもよらない効果があり、いち早く気がついたチューナが流速チューンとして発展させていくようになったのでした。

どうしてバレルを短くすると初速が落ちるか

シリンダーの容量とバレルの長さは密接な関係にあります。
マルイ製のノーマルの設定を例にしますが、この程度が最適と考えられています。

M14系 インナー約440mm /フルシリンダー 容量約 27,000mm3
M4系 インナー約364mm / スリット先端部 容量約 17,000mm3
MP5k系 インナー約141mm / スリット中央部 容量約 11,000mm3

バレルが長ければ初速が上がるという訳ではなく、シリンダー容量に対してバレルが長い場合、バレル内部圧力が足りなくなり、バレル内部で失速してしまいます。

その反対でシリンダー容量に対してバレルが短ければ、バレル内部で弾を十分に加速させる事ができずに初速が上がらないという事になります。

流速チューンの理屈とは?

初速オーバーのメカボの設定をバレルを短くする事でパワーロスさせて減速させるということですが、それはあくまでHOP無しの状態でとなります。
通常の場合ではHOPをかけると抵抗になってHOP無しでの射撃よりも初速が落ちます。

ですがこの状態でHOPをかける事によって、そもそも強いパワーで弾を打ち出しているので短いバレルでも、HOPの効果によって充分加速されるために初速が上がります。

弾の重量が重いほうが相性が良いのは、強い回転が掛かりますで弾が軽いと必要以上に上昇してしまうので、重い方が物理的に安定するからです。

平均で8m/sぐらい、下手すると10m/sほどあがりますので、HOP無しでは初速オーバーでも、HOPをかけてしまうとオーバーとなります。それが脱法チューンと呼ばれるゆえんであります。

流速チューンの副作用として、本来であれば、バレル内で消費されるエアが、余ったままの状態で排出されるので発射音が上がり「パパパ」と独特な音がします。

注意すべき点

流速チューンとされているトイガンを購入する際に気をつけるべき点は、初速の計測が適正HOPの状態で計測されているかという点です。

ショップや信頼性のあるチューナー様から購入する場合は、特性を知ったうえで十分な考慮とパワーを逃がす独自の方式を施してあり、安全性に問題ないのですが、オークションや個人売買などで購入するべきは十分注意が必要といえます。


ライター サバミリマップ管理人 さまざまな諸説もありますので異論は認めます。

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