私の友人のAさんは霊感を持っているといいます。
お祓いや成仏などができるというほどではありませんが、この世のものではない存在が見えて、どんな意思を持っているか何かを訴えているかは解るそうなのです。
普段の会話では霊的な話題はあまりぜす、よくいる霊能者のようにそれっぽいことを話すようなことありません。
呑みの席で、私が火葬の仕事で遭遇した出来事を話のネタにするぐらいです。
この話は仕事の帰り道で撮った夜景に、映り込んだ奇妙な物についてです。
暗くなった火葬場
私が努めていた火葬場は、田舎だった事もあって周囲を山と田んぼに囲まれ他には何もないところでした。
晩秋の頃は午後5時ぐらいなると日が沈み、街灯などもないため自分の居場所さえわからなくなるぐらい。
真っ黒な闇に包まれてしまうと、令和の世にこんな場所があるのかと思うほど異世界に思えます。
ある夜、職場の通用口の鍵を締めながら、ふと思ったのです。
「見事なほどの漆黒の闇だから、火葬場だし、写真を取ったら幽霊が映るかな?」
そして自分なりにココだ!と思う場所を何箇所か撮影してました。
建物が周囲の風景が暗闇の中に浮かび上がり、なかなか雰囲気の一枚を判別してもらおうと、Aさんにラインして帰宅したのでした。
友人Aの反応
自宅に到着して早速スマホを確認すると、Aさんから返信がきていたのです。
いろいろ書いてありましたが要約すると、3体ほどいるとのこと。
説明を読みながら写真を見かえすと、いくつか白いものが浮いているようにも見えますが、果たしてこれは幽霊なのだろうか?
それがどのような存在かはわからないが、関わらない方がいいとアドバイスされました。
関わるなと言われても、撮った場所は職場なのでそうはいきません。
なにかを叫ぶとか、心で念じるとか、お教を読む・・・?
どのタイミングで何を行えば良いか、具体的な方法に関して質問していると「あなたの力になれません」と一言あった後は既読スルー。
その後、Aさんとは連絡が取れなくなってしまいました。
グレードアップする怖さ
「幽霊がいる」というような結果をある程度予想していましたが、存在が見えて意思や訴えが解るのであれば、払えなくても、存在やなぜそこにいるのかを教えてくれても良いのじゃないかと思います。
そしていなくなったAさんは、その存在に恐れたのか、幽霊が本当は見えないし感じられないで確信をつかれる前に退散したのか・・・その真意は解りません。
暗闇はどんな人でも精神的な不安と本能的な恐怖を感じ、その存在がいるんじゃないかという恐ろしさによって、恐怖が倍化してしまうというオチがついたのでした。
でも鈍感なせいか、職場が変わるまでその3体と遭遇する事はありません。
ちなみにですが、葬場の周辺では熊の出没も多くあり、実際、熊に襲われて重傷を負った人もいるので、むしろそちらの方が実害があって怖ろしい。
※画像はイメージです。


思った事を何でも!ネガティブOK!