海に出て開放的な気分が味わえるサーフィンの魅力について紹介します。
沖へ出よう!ゲットアウト
岸から波がブレイクしている地点まで出ていくことをゲットアウトと言います。
海を観察して乗れそうな波を見つけたら、ボードの上に腹ばいになり、腕で波を掻くパドリングをしながら沖を目指します。そんなに力を使わなくてもコツさえつかめば自然とボードが水面を滑り出します。
広がる大海原に向かってボードが進みだす感覚は格別のものです。
波が大きいときは、目当てのポイントに出るまでにいくつもの波を越えていかなければなりません。岸へ押し返されないように波の下に潜りくぐっていくことをダックダイブまたはドルフィンスルーと言います。
日本ではドルフィンスルーという言葉のほうが定着しているようです。水中に潜った自分の上を波が通り抜けていくのが体で感じるので面白いです。深く潜ってから水面を目指して浮上するのですが、水面が太陽の光でキラキラと輝いている様が美しく感じます。
海の上で波待ち
波を越えて目当てのポイントに着いたらボードの上に座って待機します。通常この地点では波が立っていないのでゆったりと浮かんでいる状態です。
風が強かったりして波が荒れているときは流されないように忙しく動き回らなければなりませんが、だいたいは友達とおしゃべりしながら過ごせるぐらいの余裕があります。
ここで沖から迫ってくる波のうねりを観察しながら、自分の乗りたい波を選んでいきます。遠くに見えるうねりが目の前にやってくるころには大きな壁のようになっています。
その波が頂点から少しずつ白い泡となって割れていくのですが、ドラマチックで大迫力です。音も結構すごい音がします。
いよいよライディング!
自分が乗りたいうねりを見つけたら、沖から迫ってくるうねりの壁を背にして岸の方向に向かって漕ぎ出します。ここでスピードを出してうねりの速さに追いつかなければなりません。追いつけないと、置いていかれるか割れる波に巻き込まれます。
うまくうねりのスピードに乗れば、あとはボードが斜面を自然に走りだすのでその上で立つだけです。裸足の足がワックスのついたボードの上に着地する瞬間はいいものです。ボードの側面が波に食い込んで斜面を降りていくのですが、その後は乗る人の自由。
毎回違う波の状態に合わせて、なるべく長く乗り続けられるようにボードを操作していきます。
ボードの上に立つと、下にあるのは水のはずなのにゼリーの上を走っているような不思議な感触です。自分と波の他には何もないような別世界に入る感覚は、他では味わえない特別なものです。
自然と一体になれるアウトドアスポーツとして、海が好きな人にはおすすめです。毎日違う、毎回違う波との出会いはまさに一期一会。感動と喜びが味わえます!
Writing by ココナッツ
自然や海が好きでサーフィンにハマっています。
※写真はイメージです。