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日露戦争は終結していない?モンテネグロと日本の関係

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アメリカのトランプ大統領は、2018年7月18日に放映されたFOXニュースのインタビューにて、北大西洋条約機構(NATO)加盟国である旧ユーゴスラビア構成国モンテネグロに対する集団防衛義務に疑問を投げ掛けるような発言をしたと報じられました。
このモンテネグロ、実は日本との戦争状態が続いているという国際法的な解釈があります。これについて少し調べてみました。

その解釈とは?漫画ゴールデンカムイの時代の戦争、日露戦争において1905年にモンテネグロ公国は日本に宣戦布告し、ロシア軍とともに戦うため義勇兵を満州に派遣していたのです。しかし派遣はしたものの、実際には戦闘に参加することはなかったことから、先の宣戦布告自体が無視され日露戦争の講和会議には招かれなかったのです。

その後、1918年にモンテネグロ公国は消滅したこともあり。国際法上はモンテネグロ公国と日本とは戦争を継続しているという奇妙な状態が発生したのでした。

By PANONIAN [Public domain], via Wikimedia Commons

日本政府は2006年に提出された、衆議院議員鈴木宗男の質問主意書に対する答弁書において「千九百四年にモンテネグロ国が我が国に対して宣戦を布告したことを示す根拠があるとは承知していない。」と回答しています。2006年6月3日に行われたモンテネグロ独立宣言に際して、日本政府は6月16日に独立を承認し山中あき子外務大臣政務官を総理特使として派遣しました。

UPI通信は6月16日、ベオグラードのB92ラジオのニュースを引用して、特使は独立承認と100年以上前に勃発した日露戦争の休戦の通達を行う予定と報道したのですが、日本国外務省からは特使派遣報告をはじめとして日露戦争や休戦に関連する情報は出されていない状況です。

モンテネグロはロシアの反発を受けつつも、2017年6月5日に北大西洋条約機構(NATO)へと加盟しました。軍隊は陸海空の3軍からなり、総兵力は2,041名(2013年4月現在)という規模になっています。国際法上とはいえ今だ日本が日露戦争の終戦を迎えていない敵国の存在があった事に驚きますね。
何せ100年以上前の戦争ですし・・・。

※画像はイメージです。

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