先日、偶然遭遇したテレビドラマでどうもトカレフTT33と思しき拳銃が使用されているのを見ました。
放送を見ただけですので検証はできていませんが、まず間違いなくトカレフだったと思います。
KSCというトイガンメーカーがエアガンを発売しているようなので、これをもとに撮影に使ったのではないかと推測しました。
このドラマとは、コンフィデンスマンJPというドラマです。
長澤まさみら3人組のコンフィデンスマン=信用詐欺師を主人公にした娯楽ドラマですが、この最終回でゲスト俳優である佐藤圭太が、長澤まさみたちを監禁して脅すシーンや、殺害しようと発砲するシーンで使用されていました。
なんでトカレフ?とも思いましたが、ソ連崩壊後、闇のマーケットではトカレフ・マカロフまたはこうした拳銃の中国製をはじめとするコピー製品も多量に出回っているらしいので、ある意味リアリティがあるのかもしれないとも思いましたが、その用いられ方には納得がいきませんでした。
長澤まさみらを縛り上げた佐藤圭太が、脅すためにそのトカレフらしき拳銃を突き付ける際に、スライドを引いて装弾しトリガーに指をかけるのは良いのですが。
その自動拳銃での一連の動作を、監禁している主人公3人に対して毎回行っていたのです。
1人を脅したあとに装弾した実包を薬室から出しておかないと、こうした使い方にはならないにも関わらず、毎回違う人間を脅すたびにいちいちスライドを引く動作を行うので、ものすごく違和感を感しました。
リアリティを出そうとして寧ろ知っている人には意味不明な使い方になっているという感じでした。
さらに、このトカレフ、主人公たちが血糊のみを付ける模擬の弾丸?を発射するものにすり替えていたので、長澤まさみ達3人は撃たれて血まみれかと思いきや、無事だったというオチでしたが、だったらリボルバーにしておくほうがリアリティがあるのに・・・と残念でした。
※画像はイメージです。
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