空飛ぶ円盤は、何故円盤なのか

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異星人の宇宙船と言えば、円盤形をしているものと相場が決まっている。
だが、素直に考えるなら、この形状はおおよそ飛ぶのに合理的とは言い難い。

地球人の機械を例に取れば、大気中を移動するものは翼と筒状の胴体を持つ。鳥やトンボのような形状である。
大気圏離脱する時は、円筒系のペンのような形状を取る。
更に遠くへ行くボイジャー1号などの探査機に関しては、部品の集合体といった趣で、円盤とは言い難い。

何故、彼らは円盤という形を選んだのだろうか。

目次

最初のUFOは円盤ではない

種明かしするなら、異星人の宇宙船が円盤であるという話の大元は、1947年6月24日のアメリカ人実業家ケネス・アーノルドによる報告である。

彼は、自家用機で飛行中、高速で編隊飛行する9つの三日月型の物体を発見した。
それらは、水面をソーサーが跳ねながら飛んでいくような独特な「飛び方」をしていると語った。

ソーサーとは、ティーカップなどに付いている、あの受け皿の事である。
これをアメリカの作家ドナルド・キーホーが採り上げ、「トゥルー」1950年1月号(1949年12月26日発行)に「The Flying Saucers Are Real(空飛ぶ円盤は実在する)」という記事を寄稿した。
記事の大反響に手応えを感じた彼は、翌年にペーパーバックで同名の書籍をゴールドメダル・ブックス社から出版、50万部以上を売り上げたという。

175ページの同書の中でキーホーは、既に地球は地球外生命体からの訪問を受けており、政府がこれを隠しているといった主張をしている。
これが「空飛ぶ円盤」を異星人の宇宙船と結びつけた最初期の、最も影響力のある書籍となった。

お気づきだろうか。

ここに出て来た未確認飛行物体は、ソーサー(皿)が水面に跳ねるような飛び方が報告されただけで、形は「三日月型」で、円盤ではない。

次のUFOは円盤かも知れない

だが、ここで話は終わらない。
何故なら、今までの話は「ケネス・アーノルド」が「空飛ぶ円盤」を発見していないというだけで、「実際の異星人」が円盤を使わないとは言っていないからだ。

円盤は全てインチキ、と考えてしまうと、本物の異星人を見逃す事にもなりかねない。それは不幸な事だ。
なので、ここからは「異星人の円盤」の実在を仮定して考える。
まず、円盤型の飛行物体というのは、実際に作れるものなのだろうか。
これは容易と言わざるを得ない。

ケネス・アーノルドが比喩とした「ソーサー」も、水面という僅かな抵抗にスキップして飛んでいる。
超高速で大気圏との境目を飛んだ時、円盤はジャンプ出来る可能性はあるのではなかろうか。

そして、フリスビーという確たる実例もある。
一般名詞で言うところのフライングディスクだ。あの縁の上がった皿、または中心が抜けた輪型は、大気中を安定して飛ぶのに適した形状だ。

これにロケットエンジンなどによる推力を持たせれば、ある程度長時間の飛行や制動は可能だろう。
ロケットエンジンの向きは、真下でも良いだろうし、パンジャンドラムのように回転方向でも良い。
地球より進んだ異星人の技術であれば、軽量大出力の推力も実現可能だろう。

だが待って欲しい。
フリスビーに人間が乗れば、目が回って大変な事になろそうだ。
無論、スピンに慣れたスケート選手なら、自力以外の回転でも全く目が回らない。しかし、優れた科学技術を持つ筈の彼らが、肉体的な鍛錬でようやく使えるようなものを作るだろうか。
だとすると、中心部を独立させ、静止空間を作るパターンと、遠心力によって外周を「下」にする方法が考えられる。

空を飛ぶ機械の形

彼らは何故「円盤型」を選んだか?

これらをまとめると、空飛ぶ円盤は

  • フリスビー型の縁が下がった皿型
  • 常に回転している
  • 小型であればコックピットは独立した中央部
  • 大型ならコックピットは外周部

となる。

だとすると、大型の円盤の場合、それを発見しても、遥かに遠くにいる可能性があるのかも知れない。
迂闊に近寄れば、その凄まじい風に巻き込まれ、ただでは済まないだろう。

理由を並べてみたが、大気圏を移動するには、円盤は非効率な形と言わざるを得ない。
「宇宙船であるから」というのは理由にならない。
何故なら、空気抵抗のない宇宙空間を進むのに形はあまり関係なく、大気圏でこそ意味を持つからだ。
なのに何故、彼らは円盤型を選ぶのだろう。

フリスビー型は常に回転を続ける必要があり、スピードも出しにくい。回転させないなら、尾翼は必須になる。
「水を跳ねるような」極端な機動も、円盤だから出来た訳でもなかろう。
同一技術であれば、地球の飛行機型を用いた方が、大気圏の移動に適している筈だ。

これは、地球の航空機の発明に立ち戻ると糸口が掴めそうだ。

人は、鳥をイメージしながら飛行機を発明した。
物事がゼロから発想される事は稀だ。異星人だってそれは同じだろう。

つまり彼らは見た。
円盤状で回転しながら飛ぶ「生物」を。
それを真似て、彼らは航空力学を発展させ、やがて宇宙船に辿り付いたのではなかろうか。

春風と共に訪れる円盤?

あなたが空飛ぶ円盤を発見した時、それが妙にヌメッとしていて温かく、周囲のものをモグモグやっているとしたら。

春先、軒下に巣が作られ、小さな円盤が並んで口を開いているところに、大きな円盤がやってきて、丸くくりぬいた牛肉などを口移しに与えていたとしたら。

それは異星人の宇宙船による偵察などではなく、異星生物そのものであり、既に彼らによるいわゆる「テラフォーミング」、すなわち生態系汚染が始まっているという証左なのかも知れない。

参考
・ウィキペディア The Flying Saucers Are Real(空飛ぶ円盤は実在する)、Donald Keyhoe(ドナルド・キーホー)、空飛ぶ円盤
・YouTube「フライングディスクの科学/The Science behind Flying Discs」(でんじろう先生のはぴエネ!【公式】Mr. Denjiro’s Happy Energy!)

※画像はイメージです。

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