戦闘メカ ザブングルの放送当時、発売中止になってしまった1/100ウォーカーギャリア。
放送終了26年経った、2008年4月、R3でキット化されました。
当時、突然発売中止が決定して涙をのみ、そのあと発売されてもなかなか買えなかった、けれどもようやく手に入れました。
・・・・あのときの少年におすすめのプラモデルを紹介します。
あこがれの1/100ギャリアをその手に
戦闘メカザブングルというアニメをご存知でしょうか。
あの機動戦士ガンダムを作った富野由悠季監督が、作ったロボットアニメがこのザブングルになります。
ガンダムが若干シリアス路線であったのに対し、ザブングルはコメディタッチへと大転換。
登場人物が死なない(テレビ版では一人死にましたが)、明るい作風で荒唐無稽さが魅力の作品でした。
ロボットたちが画面の中を縦横無尽に駆け回る様子は、ガンダムとは違った楽しさを私たちに与えてくれました。
今回レビューするプラモデルは、そのザブングルの後半から主人公メカとして登場したウォーカーギャリアで、主人公メカが作品の中で交代するというのはこの作品が初めてです。
さらに言えば、入手方法が主人公が「かっぱらう」といいうのも当時衝撃的でした。
そして当時は発売が断念された1/100スケールモデルが最新の設計技術を投入して立体化されました。
ファンの期待と願望を一堂に集めるこのプラモデルをレビューしたいと思います。
最新技術で完璧な仕上がりに
価格は6600円とちょっと高めにですが、このキットにはそれを納得させるだけの技術が詰まっています。
まず分離合体変形が再現されていることです。シンプルな合体変形ですが、ガタツキがない上にプロポーションを破綻させていないのは特筆すべきポイント。
手首が取り外しなしで収納できるのも大きな見所です。
全体のプロポーションはがっちり太めで、当時の作品中のイメージを見事に再現。
旧主人公メカのザブングルとは一線を画す迫力あるボディは、ファンならきっと満足できるはずです。
ゴムパーツや透明パーツをふんだんに使われることで、リアリティあふれる仕上がりを堪能することもできます。
タイヤはゴム製で分離時にもしっかりと着地、足裏にもゴム製のパーツが配置されており、接地性を高めています。
クリアパーツは顔はもちろんのこと胴体のコックピット部分にもあり、搭乗者の様子を完成後も楽しめます。
武器はライフルやバズーカに加えて、ブーメランイディオムも付属。
1/144のキットではオミットされていた面白武器なだけに、このキットのプレイバリューを高めています。
キットにはアンダーゲートが多用されており、部品を切り離した時に白化しにくくなっています。
塗装なしでも重量感あふれる仕上がりになるので嬉しいですね。
製作上難しいところはありませんが、上半身と下半身を合体させる部分はちょっときつめになっています。
部品を切り離した箇所はできるだけきれいに整形し、はめ込みもしっかりと奥まで入れることで十分なスペースを確保するのがおすすめです。
このように全体的に文句のつけようのない仕上がりで、当時のファンなら絶対手に入れておきたい一品と言えそうです。
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