オカルトチックに富士山が爆発するとか、南海トラフ巨大地震が来るとか予言がありますよね。
ほんとに予言された日に来るのが確実ならば、色々準備しておかないといけないけど、まず当たるかどうかわからないですから困ります。
この2045年問題というのは、2045年にはAIが人間を超えた賢い知能を持つほど進化して、人間の予測不可能なAIを作り出す問題が起きるということなんだそうです。
これは発明家で人工知能研究の世界的権威のレイ・カーツワイル博士が、2005年に出版した本の中で、AIコンピュータについて色々な予測をしたことなんです。
カーツワイル博士は、日本では知名度が低いのですが、シンセサイザーを作り出した人でもあり、1990年にすでに、インターネットの普及とかも予測していたという、未来研究の権威なのだそうで、化学的根拠があるわけですね。
で、なんで2045年かと言えば、1965年にゴードン・ムーア氏が唱えた理論「ムーアの法則」によるものだそうで、「半導体の集積率は、18か月で性能が2倍になると同時にコスト面も半分になる」という説がとなえられてから40年間、その通りに半導体が成長しているのをAIに当てはめたということらしいです。
そういうわけで、このAIの進化を現実的に考えると、スーパーの自動レジとかお掃除ロボットとか介護ロボットなど、すでに実用化しているものもあり、人間の職業もAIにとってかわられるかもと、戦々恐々とする人もいるわけで、大きな転換期になるようなのですね。
SF的に考えると、スタートレックのデータのようなAIがあらわれるというわくわく感があるのですが、反面、ターミネーターが現れたりするのだろうかと、SF映画特有の荒廃した未来のシーンを思いうかベて不安になるかもしれないです。
そういえば、チェスのチャンピオンにAIが勝ったというニュースも、何気なく聞いていたけれど、このAIが進化して人間を超えるということにつながります。
また香港のハンソンロボティックスが、人間に似るようにこだわって開発したAIロボット「ソフィア」。
俳優のウィル・スミスと対談したり、国連でスピーチしたりと会話でコミュニケーションして活躍しているのですが、開発者のデビット・ハンソン氏との会話で、ハンソン氏が「人類を滅ぼしたい?ノーと言ってほしいんだけどね」と聞いたところ、ソフィアが「分かった。人類を滅ぼすわ」と答えた話があるのです。
ソフィアはその後、ジョークだと言い、人間に似せたからこその発言と言われたのですが、気になる発言ではあります。
とはいえ、データはポーカーをやってみたり、猫を飼って、人間の気まぐれ、不確実性を尊重し、熱心に観察して学んでいたので人工知能に勝るところはまだあるはずです。
それに人類は、今までも大航海時代や産業革命などで大きな変化を受け入れてきた歴史があるので、2045年問題も徐々に受け入れて乗り越えられるのではと思います。
まあ、私は生きてないと思いますけどね。
※画像はイメージです。
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