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リメイク作「24 JAPAN」を考察

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かねてからの制作発表や番宣を経て遂に2020年10月9日、あの有名過ぎるドラマ「24」の日本版リメイク「24 JAPAN」がオンエアされたのだった。

目次

24 JAPAN

この「24 JAPAN」、余りに本家が高名であるが故に当初より下馬評では批判的な言説が飛び交っていたが、怖いもの見たさが勝ってついつい視聴してしまった。
結果第1話を見た感想としては、リメイクだけに当然と言えば当然なのだが、ストーリー展開としてはほぼ原作をなぞっていた。更にリアルタイム進行が売りなドラマだけに、1話で起る内容の進捗もほぼ同様で目新しさはないのも責められない。

もちろん大多数の視聴者が実際に観る前から、あまりに人気の出たドラマのリメイクであることから本家を超える良さを感じることはないと思って視聴したに違いない。日本では所謂人種・肌の色の違いと言った社会問題はあり得ないため、原作の黒人初の大統領候補という設定は、女性初の総理大臣候補と置き換えられているが、これについてはそこまで違和感は感じ無かった。

ただ個人的には主人公の高校生の娘が、原作ではかなりビッチな部分のあるキャラクターである事に比べ、何となしに根は真面目で清楚系であるとの描かれ方にもっとも違和感を受けた。これはリアルタイムで進行するストーリーの後に、わざわざ原作にはなかった親友の女友達との出会いのシーンを追加していることに顕著現われていると思え、日本の視聴者に感情移入させやすくしようとの意図が感じられた。

総評

総じてそうした点を除けば原作が完成されたストーリーであるだけに、予定調和が観てとれた気もしたが、実は気になったのは出演している俳優・女優陣の心持ちについてだ。演技の善し悪しというような問題では無く、名だたる日本を代表する役者達が顔を揃えているのだが、当然本家があれだけの人気・話題作なのだから批判が集中することは覚悟しているのだろう。

そうした状況下、この作品に出演した役者達が如何なる心境で臨んでいるのか、その裏側の事情が頭を過ぎり、物語に集中出来ないことに気付かされた。
また最も奇異に感じられたのは、日本版として分かり易くする置き換えられいる細かな点に比べ、舞台となるCTUの存在のリアリティが圧倒的に不足しているように思える点だ。

そう文句を言いつつも、完結しているので結局最後まで視聴してしまうのは間違いない。

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