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心霊スポットの真実?

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地元で有名な心霊スポットはいくつかありました。古いトンネル、ショッピングセンター、学校の怪談話等。
私は心霊スポットが好きで、近隣のスポットは実際に全部行ってみたところばかり。
その中で一番印象に残っている、地元では知らない人はいないという程に有名なローカル心霊スポット「六角の家」について話します。

目次

六角の家とよばれる心霊スポット

車がないと行けない、山の中にポツンと建っているこじんまりとした二階建ての家。どうして「六角の家」とよばれるようになったのかは、玄関の上の方に六角形の窓が設置してあるからです。家に周辺に灯りはなく、ただ不気味にそこに建っています。地元の様々な人が心霊スポット見学にやってきている為か、素行の悪い連中に窓のガラス全て壊されていて、玄関の扉を開けなくても一階は全て見渡せる状態でした。

心霊スポットとしての噂は、焼死した家族の幽霊がでた、二階からすすり泣きが聞こえるという定番の物から、家の中に入ったら電話が鳴った、台所のしょうゆが減っている、玄関の上の六角形の窓を除くと呪われて死ぬなど、色々な噂がたっていました。

心霊スポットになった訳

その家が心霊スポットになった理由は、住んでいた家族が焼身自殺をはかり全員が死んでしまったという噂からです。
消火活動に駆り出された地元の消防団員が駆け付けると、家族の一人が火だるまになりながら、家の庭でもがき苦しんでいたという目撃証言もあり、廃墟になっている家の居間は焼け焦げたような跡が残っていたので噂は本当なのかもしれません。
この家でいったい何があったのか?そこまでの事情は解りませんが、ただ、その家に来る親族もいなければ、土地を相続する人も現れず放置されていたというのは事実です。

この心霊スポットがなぜ印象に残っていたかというと、家の二階に子供の部屋があまり荒らされていない状態で残っていて、ベットの上にはアルバムと写真が無造作に散らかされていました。その数枚に、家族とこの部屋の持ち主だと思う女の子が、地元の遊園地で微笑んでいる写真があり、それをみた瞬間に私も昔、今は亡き母と遊んだ記憶が沸き上がるように思い出し親近感が湧くような思いをしたからなのです。

六角の家の解体

最近になって、ようやく六角の家が解体されるという噂を聞き、遠目からでもいいから、今まで他の人がやってきた無礼なことを代わりに謝りたい衝動に駆られて、小さな花束とお水を持って向かった。

解体工事の人たちが家を壊している中、私と同じように遠目から見ている男性がいたんです。
お花とお水を道路におき、そっと手を合わせているとその男性が「お知り合いですか?」と聞いてきました。
私は全く関係なく、心霊スポットと騒がれていたのでお詫びの気もちで来た事を伝えると、男性は「そうだったんですか」と黙り込んでしまいました。

同じように「お知り合いですか?」と聞いてみると遠縁の親戚と名乗る男性。
話によれば、ある事情でこの家族は駆け落ちのように地元を離れ、流れ流れてこの町まで来てから、音信不通になっていたそうです。それからの事は知人から、又聞きしたらしくハッキリとした事実かどうかは分からないけれど、やっと家を構えたと思ったら仕事が上手くいかず、ヤケクソになっていたと聞いたと話してくれました。

焼身自殺をしたのかは解りませんが、この家族は既にこの世にいない事は本当です。この町でこれから過ごそうと決めた、彼らの冥福を祈るばかりです。

※画像はイメージです。

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