2024年には「ゴジラ×コング 新たなる帝国」も公開されて、ゴジラ映画が2本同期間に上映される奇跡的な年となりました。
しかし・・・忘れちゃいけません!あのライバルを彼のことを、そうガメラです!
2025年はナントっ、60周年でもあります。
Netflixではアニメで復活してますが、この世間の怪獣熱の勢いに乗ってどうにかスクリーンでも復活してほしいものです。
ちなみに自分にとっての怪獣映画の最高傑作はと聞かれれば、迷わず「ガメラ2 レギオン襲来」と即答です。
なのですが、昭和ガメラのゆる?い感じも大好きでして。
今回取り上げます「宇宙怪獣ガメラ」はそんなガメラ作品でも、とりわけ不評な昭和シリーズ最後の一本ですが、ある意味驚きの作品でもあります。
実は怪獣シーンはライブフィルム中心に作られたと知ってたので気が乗らず、自分もずっと後まで見てませんでした。すまんガメラ。
その前に老婆心ながら、まだ昭和ガメラは未見で「よし見てみよう」と思ってる方は、出来れば本作品はとりあえず後にして「ガメラ対ギャオス」あたりから、何作か見た上で鑑賞することをオススメいたします。
いきなり「宇宙怪獣ガメラ」はビギナーにはハードルが高いとゆーか低いとゆーか。
「宇宙怪獣ガメラ」の基礎知識
この「宇宙怪獣ガメラ」は大映制作、前作より9年ぶりのシリーズ第8作目にして昭和ガメラ最終作で1980年に公開されました。
監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、音楽は「仮面ライダー」「ゲッターロボ」「ドラえもん」などのアニソン・特ソンの大家の菊池俊輔、
特撮は東通ecgシステム(旧作フィルムは築地米三郎など)、劇中の劇画(?)担当であの怪獣絵師の開田祐治も参加されてます。
主演はアイドル女子プロレスラーの先駆けとなったマッハ文朱さんで初主演にして唯一の主演映画でもあります。
近年のネット記事でもー出演出来たことは私の誇りーと話されてたようで、マッハさんの熱い思いが伝わってきます。
本編の紹介をしながら感想
冒頭の宇宙シーン、イラストでの展開何ですが何かピープロ作品っぽいカンジ、と思ってたら元ピープロの方も制作に加わってるそうです。ああ、ナルホド。
そして、侵略を目論む悪の宇宙海賊ザノン星人の宇宙船ザノン号が地球に向かってます。
この宇宙船のミニチュアは中々良く出来てる感じです、当時流行していた「スターウォーズ」のパ…いえ、オマージュ感が、そうオマージュ感があります。
地球では、マッハさん演じる平和星M88からやって来たスーパーガールのキララと仲間のマーシャ、ミータンの3人が地球を守るために奮闘します。
そうですかぁぁぁ平和を愛する、平和星人ですかぁ。平和星から平和のために・・・なるほどストレートな説得力ですね。
この平和星人の3人は普段は地球人として普通に生活してますが、いざとゆう時はスーパーガールに変身。
ヘンな変身ポーズと全身ピッチリの白いタイツ地のコスチュームが、見ていてとても恥ずかしいのですが、困ったことにチョイチョイ変身します。ただし変身すると、ザノンのレーダーに察知され遠隔からでも光線で攻撃されるため彼女たちにはリスキーでもあります。
ザノン星人は女工作員ギルゲを地上に派遣し、怪獣を送り込み攻撃しようとします。
これに対し、この平和星人は平和のために武器は持たない言う主義。
キララは、仲良しの「ガメラ大好き少年」の圭一から地球を救ってくれるのは「ガメラ」しかいないと聞いて、その存在を知る。
そこで宇宙に念力を送り、自分達の代わりにガメラに戦ってもらうとことに…って、それは都合良すぎるのではないですかっっっ平和星人??
いやっ、とゆーかそれってガメラを生物兵器として使ってることにならないんでしょうか? これで本人たちは「私たちって武器持たないから、平和なことしてるー」って思ってたら、普通に武力行使してるよりも余計にタチが悪いのかもですよ。
ここから先は後半のストーリーに触れます
「知らない状態で映画を楽しみたい」という方は飛ばしてください。
ザノン星人はガメラを倒そうとギャオス、ジクラ、バイラス、ジャイガーと次々に怪獣を送り込みますがガメラはことごとく撃破。
尚、そのほとんどの特撮シーンは過去作品のいわゆるライブフィルムを使用してまして、リサイクル重視の地球にやさしいエコな映画でもあります。
だがギルゲの発案でガメラは装置を付けられ、ザノン星人にコントロールされてしまします。
しかし、キララの働きにより装置は破壊、元に戻ったガメラはギロンとバルゴンも倒して怪獣対決は勝利に終わります。
ザノン星人は最後の手段として殺人光線による地球攻撃をしようとします。
地球を救うためザノン号に向かうガメラ、死を覚悟しながらも和やかな表情、心に染み入ります。
ガメラは特攻しザノン号を破壊、爆発と共に宇宙へと散ったのでした。
けど、ガメラって体重が80トン(軽い!)しかないんですよね、相打ちになるには少しキビしかったんじゃないかなあ。
全編鑑賞し終わって改めて考えると、ここに出てきたガメラは第1~7作目のものと同じ存在なのかとの疑問が湧きます。
タイトルが示す通り今回のガメラは宇宙怪獣のようです。ですが本来は地球のアトランティス大陸出身、どう解釈すればいいのか?
以下は仮説です。
- ガメラが宇宙に移住していた。
- ガメラは一応アトランティス出身だが元々は宇宙怪獣だった。
- ガメラは複数いて地球の他に、宇宙にも別個体がいた。
- 本来のガメラは地球のどこかに従来通りいたのだが、それとは別に平和星人が超能力で具現化したエネルギー体的なものだった。
- この映画の世界観は我々の現実と同じで、ガメラはフィクションとしての存在だったが、それを平和星人が超能力で具現化したエネルギー体的なものだった。
果たしてみなさんは、どれだと考えますか? 自分は出来れば①か②だといいかなぁと思いますが、宇宙に散った最後を考えると悲しいので④か⑤であっても欲しいかなぁとも思ったりしました。
ちなみに、脚本担当の高橋二三氏は「あれは呼び寄せたんでしょう」との見解らしいです。えっ、そーなの?
この映画の特筆すべき点
- 少年ジャンプの「こち亀」のパロディ、漫画自体も画面に映るが実際に両さん似た警官が登場する
- 宇宙戦艦ヤマトとランデブー ガメラとヤマトが宇宙で夢の共演(とゆーかホントに圭一少年の夢でしたけど)
- 銀河鉄道999と宇宙で遭遇 これまたガメラと夢の共演。(ただし、こちらは画面上では一緒に写ってませんが)
- ゴジラのパロデイ看板 ガメラの足元で「さらばドジラ」のタイトルでゴジラを彷彿させるキャラの立て看板がコテっと倒れる
特にヤマトと999のことは噂では知ってましが、でもガメラと何の接点もなさそうなのでまさかネ、って感じの気持ちもあったんですが、実際に見て「ええっホントにやってる!」とチョットびっくりしました。
ちなみに、ザノン星人の指令の声は「宇宙戦艦ヤマト」の敵ガミラスの名将ドメル将軍と同じ小林修なので、少しだけ関係なくもない?
まさに、色々な具材を無節操なまでにぶっ込んだヤミ鍋のような、考えようによってはサービス(?)てんこ盛りの映画でした。
とはいえ、肝心の特撮シーンのほとんどが過去シーンの流用と言った点と相まって、チープ感の否めない作品として位置付けられてしまったかなあと言う感じでしょうか。マッハさんの熱演には好感がもてましたが。
でも、これも東宝作品とは違ったガメラの魅力の一面かなと自分は感じてます。
そして前述しましたように、いよいよ来年はガメラ生誕60周年です。ぜひっ!ぜひっ?? ぜひっ!!! 新作ガメラが・・・特撮で・・・劇場で観れますように。
(C) KADOKAWA 1980


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