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「神ある世界」伝奇ホラー『アフターゴッド』が描く激ヤバ世界

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今回ご紹介するのは漫画『アフターゴッド』(著: 江野 朱美)。「神」に侵攻された日本を描く伝奇ホラーSFアクションだ。
『呪術廻戦』が大ヒットし、『チェンソーマン』もアニメ化した今日この頃。伝奇ホラー×アクション作品の新たな台風の目となるのか??
今回はその魅力に迫ってみたい。

目次

伝奇×怪獣?超絶技巧で描く新感覚伝奇ホラーSF『アフターゴッド』

さて、今回ご紹介する漫画『アフターゴッド』。こちらは現在小学館のWEBコミックサイト『裏サンデー』で連載中の作品だ。気になる内容は、「神」と呼ばれる巨大生命体が出現した日本で、神に友人を殺された主人公が神の撲滅を目指す機関「対神科学研究所」とともに神と戦うといったもの。

一見特撮ものや、これらにルーツを持つ『エヴァ』などと同じラインの作品と思われるが、本作がこれらの作品と異なるのは、随所に伝奇モチーフが用いられている点だろう。作中で登場する「神」と呼称される巨大生命体や、これらに対峙する「対神科学研究所」の面々が用いる対神アイテムのデザインを見てほしい。

一応「武器」と呼べる見た目のもの、「メカ」っぽい近未来的な装備もあるのだが、SF的とも機械的ともどちらとも言えない、不思議なデザインをしているものが多い。あえて表現するなら「妖怪」や「呪術」的なデザインと、現代的な武器が混ざり合った不思議なデザイン。SF内にちりばめられている伝奇モチーフといえば、『エヴァ』にちりばめられた神話モチーフなどを思い浮かべる人もいるだろう。

だが、本作内で使用されているモチーフはそれらとも少し違う。強いて言えば「和」のモチーフのように思われるが、もっとカオスで異文化が混ざり合った不思議なデザインだ。これらが、作者である江野氏の超絶作画力で描かれる。異形のデザインは、どれだけアイデアが素晴らしくても、それらをアウトプットする力がクリエイターになければ魅力的に描けないものだが、こちらの作品がその心配はない。

とにかく異形のデザインと描写力が極まっている作品なので、そこを見るだけでも面白いだろう。漫画内でのクリーチャーデザインや、アートに興味がある人は要チェックの作品と言えそうだ。

今度は戦争だ!(神と)異形の神と主人公勝つのはどっち?

巨大な「神」に支配された東京で、「神」にあらがう主人公たちを描いた伝奇ホラーSF『アフターゴッド』。
「神」をはじめとする作中モチーフの秀逸なデザインと、超絶画力が光る本作。その中心となるのが、親友を神に殺された過去を持つ主人公神蔵和花。神殺しを誓って状況した彼女が出会ったのが、「対神科学研究所」の研究員時永だ。二人の出会いと和花の秘密が物語を大きく動かしていく。

基本的にこの二人が軸となって物語が進んでいくのだが、「対神科学研究所」のメンバーや、「神」サイドの登場人物もみな様々に「キャラ立ち」しており、大変魅力的。
キャラ同士の関係性も深みがあり、読めば読むほど味がする「スルメ的」な味わいがある。

読んでいると情報量が多く、やや複雑に感じられるかもしれないが、そこは少し我慢して作品世界に飛び込んでみてほしい。きっと新しい発見があるはずだ。
また、本作はネット上で様々な考察が交わされている作品でもある。「神」をはじめとした作中のアイテムが気になったら、調べてみるのも楽しいだろう。

漫画『アフターゴッド』のオススメ!

今回紹介した漫画『アフターゴッド』。伝奇ホラー×アクションブームの中、新しい台風の目となるかもしれない意欲作だ。きっと新しい刺激を得られるだろう。
漫画好きの方はぜひ一度チャレンジしてみてほしい。

著:江野朱美
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(C) アフターゴッド 江野 朱美 小学館/裏少年サンデーコミックス

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