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オタクの知らない戦艦の世界!唯一無二の戦艦短編集「赤城と比叡」

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戦艦と言えばミリオタにとっては身近な存在。
プラモデルから実写、美少女ゲームに至るまで様々なコンテンツで取り扱われ、ミリタリー趣味もオタクであれば一度はみな触れたことがあると言っても過言ではないだろう。
しかし、意外と詳しく知らない人も多いのでは?今回紹介する漫画「赤城と比叡」(著 黒井緑)はそんな意外と知らない戦艦の世界を広げてくれる作品だ。
オタクの知らない戦艦の世界がたっぷり描かれたこちらの作品、一体どんな見どころがあるのか。今回の記事で紹介していこう。

目次

めくってもめくっても戦艦!「赤城と比叡」は作者の戦艦愛がすごすぎる

さて。今回取り上げる「赤城と比叡」は冒頭でも触れた通り戦艦がテーマの短編集。
近代を舞台に戦艦とそれにまつわる「海での戦い」を描いている・・・というとよくあるミリタリーがテーマの短編集だが、「赤城と比叡」は戦艦を描くことへのこだわりがすさまじい。

特にいまどき珍しいアナログのペンで描かれた戦艦や潜水艦は精緻でありながら迫力満点。
「この漫画の主役は戦艦である」との作者の思いが伝わってくるかのようだ。
また、作者の几帳面な手書きの字で記されたコマの中の解説も特濃で、知らない用語もバンバン出てくるにもかかわらずつい引き込まれて読み込んでしまう。

ここまで読んで、本作を戦艦の描写と解説に全振りした「戦艦図鑑」なのでは?と思われた読者もいるかもしれない。
確かに並みの人間が描けば、これらの内容は戦艦とそのスペックを羅列しただけの図鑑になってしまうだろう。
だが「赤城と比叡」はそうではない。戦艦の乗組員である登場人物たちが非常にいきいきと描かれるのも本作の特徴だ。
戦艦は乗って動かす人間があってこそ、という作者の思いが関係しているのかもしれない。

「赤城と比叡」は作者の戦艦愛に圧倒されているうちに、自分も戦艦ワールドに引き込まれている。そんな作品と言えるだろう。

こだわりは本編だけじゃない!「赤城と比叡」のここにも注目

作者の戦艦への愛とこだわりにあふれた漫画『赤城と比叡』。実は作者の戦艦へのこだわりが伺えるのは本編だけではない。まずはピンナップ。なんとこちらの本、登場する戦艦の紹介ピンナップがついてくる。赤城については作者の詳細な細部解説つき。また各話が終わったようにそっと差しはさまれているおまけページも見逃せない。

戦艦の豆知識やこぼれ話が書かれているのだが、こちらも非常に読みごたえがある。
最後にこれは実際に本を買って確かめて欲しいのだが、装丁にも戦艦愛にあふれる本作ならではの仕掛けが詰まっている。ぜひ漫画を読むだけでなく、「本」そのものにも注目して作り手の戦艦と海への愛を感じて欲しい。
「赤城と比叡」は内容だけでなく本全てに作者の戦艦愛が詰まった漫画なのだ。

戦艦への愛とこだわりがあふれている漫画

ご覧いただいたように、漫画「赤城と比叡」は作者の戦艦への愛とこだわりがあふれている漫画だ。その愛の濃さや知識の豊富さに戸惑ってしまうかもしれないが、読めば確実にあなたのミリオタ世界を広げてくれるだろう。
夏も終わり秋になって読書に気になった人はぜひ読んでみてはいかがだろうか。

著:黒井緑
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赤城と比叡 (C) 黒井緑 白泉社

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