あらゆる英雄は過労で死ぬ?「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」イクタ・ソロークから学べ!

「あらゆる英雄は過労で死ぬ」主人公イクタソロークが作中で言った言葉。有能なものは使い潰される運命にあるのか!?
そんな宿命に待ったをかけるのは、後に「常怠常勝の智将」と呼ばれるものだった・・・

今回紹介するのは、〝ねじ巻き精霊戦記 天鏡アルデラミン〟というファンタジー戦記アニメである。火・水・風・光の四大精霊と呼ばれる小人みたいなモノが存在する世界。
人間たちのパートナーとして存在しているのだが、国同士の小競り合いが絶えない世の中である。

大まかな時代は中世といったところ。軍隊VS軍隊という混戦から、指揮官同士の頭脳戦など戦記モノとして見ごたえのある作品となっている。
イクタは頭脳戦タイプの指揮官、ヒロインのヤトリシノ・イグセムは近接タイプである。
この二人は幼馴染であるが、よくある「じれったいなぁ、もうくっつけよ!」的な関係では断じてない。何というか…歴戦の友?といった感じの仲であるのだ。
事実、イクタは奥様好きである(部隊員の母親を寝取っていた)。

この作品の面白いところはイクタという男のスタンスである。
怠惰上等w楽して結果出す、というよりも怠惰は戦術に必要なものとして考え行動しているのだ(残業まみれの日本人に言い聞かせてやりたいものだ…)。
効率化しながらも、必要なものとそうでないものの仕分けの仕方が実践的であるのだ。

そんなイクタと正反対に位置するのは、『不眠の輝将(ねむらずのきしょう)』と呼ばれる名将、ジャン・アルキネクスである。
いやぁ、アニメ最終章。イクタVSジャンのまるで将棋をさすような読み合い、化かし合いは目を見張るものがあった!

大胆かつ有効な手を打っていたイクタが、こうも防戦一方になるとは…ジャン、強かった。
森一つを焼失させる大胆な逃げの一手を放ったイクタに逆側から森を焼くという時点でもう頭がおかしいよねw
天才と狂人は紙一重とかいうけど、天才が狂気を振るうという鬼に金棒っぷりがなんとも。

何が勝敗を決したか、著者個人の意見だが「勝利条件を見失わなかったこと」であると感じた。両者の結末はぜひアニメを見てくれ!

© 2015 「天鏡のアルデラミン」 宇野朴人/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/「天鏡のアルデラミン」製作委員会

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