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穴を掘り続ける

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小学生の時に体験した不思議な話です。
私は学校が終わった後、何時も学童保育施設へ行って時間を過ごしていました。

目次

穴を掘ろう

施設の建物の裏には空き地があり、あるとき、何故かその空き地の一角に大きな穴を掘って遊ぼうと言う企画が始まりました。それからというもの大人も子供も皆でもくもくと深い穴を掘って楽しんでいたのですが、室外より室内で遊ぶ方が好きだった私は、横目でそれを眺めるぐらい。
それにしても、小さなプールでも設置するつもりだったのでしょうかね?

穴を掘りが始ってすぐに習い事や塾で忙しくなり、暫く学童の方へは行けなくなりました。
それから数週間が経って、久し振りに顔を見せに行ったのです。何時もの様に室内で時間を潰しているとおやつの時間になり、今回は外で配ると言う事で渋々外に出ていったのです。

私はふと為静かにゆっくりおやつを食べようと思い、裏の空き地へ行くと既に空き地の中に誰かがいました。
穴が深くて大きいのと後ろ姿から誰なのか認識出来ない、ただ子供ではないようです。
「何をしているんだろう」と声を掛けてみたのですが返事はありません。

誰が掘った?

その人は穴の中で驚くような速度でズンズンと掘り進んで行って、視界から消えて行ってしまったのです。
そんな事あるかと不振に思ったので穴に近づいて覗き込むと、底が見えない深さに怖くなり、慌ててその場から離れました。

表の玄関で出くわした指導員の先生に、「裏の穴はどれだけ深いのか?」と好奇心に駆られて聞いてみると穴は埋めてしまった・・・。どうも私が来なかった時に、保護者の方からクレームが入ってしまい埋めてしまったらしいのですが、そうすると私が見たのはなんだったのでしょう?
時々この事を思い出しては何とも言えない気分になっています。

※画像はイメージです。

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