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異世界へエレベーターで行く方法?「異世界エレベーター」都市伝説を考察!

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異世界に行ってみたいなあ・・・と思ったことのある人は、少なくはないと思います。
現実の世界に飽き飽きしたのか、あるいは、現実が重たすぎて逃げたくなったのか・・・人は、ふとした拍子に、強烈に「別次元」に行きたくなります。
それも、今すぐに。

そんな、強烈な異世界欲に憑りつかれた時、本当に異世界に行く方法があって、そのやり方を知っているならば、やってしまうかもしれません。
仮に、それが危険だったり、もしかしたら戻ってこられなくなるリスクがあるとしても。

かつて2ちゃんねるのオカルト板に書き込まれた「異世界エレベーター」の噂は、まさしくその、異世界に行く方法についての話です。
現実のエレベーターに乗ることで、異世界行きを可能にする謎の手段があるのです。

そう言えば、エレベーターって、どこか不思議な感じのする空間ですね。ふわっと体が浮かぶような感じがしたり、次に誰が乗って来るのか分からないスリルがあったり。
エレベーターに乗って異世界に行く方法があるとしたら、ぜひ、知りたいものです。

・・・・・実行するかどうかは、別問題ですけれど。

目次

エレベーターで異世界に行く方法?!

2ちゃんねるオカルト板に書かれた、エレベーターで異世界に行く方法は2通りあります。
10階以上ある建物バージョンと、3回建てバージョンです。

10階以上ある建物バージョン

10階以上ある建物のエレベーターには、まずは一人で乗ります。
そして、エレベーターを操作し、4階、2階、6階、2階、10階の順に上に行ったり下に行ったり移動します。
ちなみに、この操作の最中、途中で誰かが乗り込んでしまったら、ここで計画は終了です。異世界には行けなくなってしまいます。

次に、無事10階に到着した場合、降りてはいけません。降りないまま5階のボタンを押します。すると、5階で若い女性が乗り込んで来るそうです。ただし、その女性に話しかけてはいけないとのことです。理由は分かりません。

女性が乗りこんだら、次は1階ボタンを押します。
さて、ここでエレベーターは不思議な動きをすると言います。1階を押したが、エレベーターは上昇し、10階に行くそうです。もし、異世界に行くことを止めたいならば、ここで違う階のボタンを押せば現実に戻ることができます。2ちゃんねるのスレでは、ここが現実に戻る最後のチャンスだと書かれています。

どんどん上昇してゆくエレベーターですが、9階を通り過ぎるまで油断できません。しかし9階を通り過ぎた時点で、異世界行きは確定となります。

3階建ての建物バージョン

この場合、利用できるエレベーターはキャンセル操作が可能なタイプだけです。また、途中で人が乗って来ると失敗します。
エレベーターに乗り込む人数は何人でも大丈夫だそうです。

乗り込んだら、3階行きのボタンを押し、そのまますぐ閉まるボタンを押しっぱなしにします。そして、扉が閉まるのを待ちます。
扉が閉まる直前、開くボタンを押して指をすぐに離します。それからまた閉まるボタンを押し指を離します。それから、3階行きのボタンをキャンセルしてから、素早く開くボタンを押します。できるだけスピーディーにやるのが良いようです。

そして、次はこのようにボタンを押し、エレベーターを移動させるのです。
3階→1階→2階→1階→3階→ 2階→1階→2階→3階→2階→1階→3階の順です。

この時、キャンセル操作はしません。また、この移動の間、人が乗ってきたら、この時点で異世界行きは実現しなくなります。3階に到着したら、降りないまま、1階ボタンを押してキャンセル、2階ボタンを押してキャンセルし、次に、1階、2階の順番にボタンを押します。

さて、2階に到着します。この時、異世界行きの案内人が乗って来るそうですが、この場合、男性が乗るか女性が乗るかは分からないそうです。そして、絶対に話しかけてはいけないそうです。

案内人が乗ったら、1階のボタンを押してからキャンセル操作を行い、また1階ボタンを押します。そうなると、エレベーターはいったん1階に行くのですが、扉が開かないまま3階に上ってゆくそうです。
この時、もし異世界行きに心がひるんだならば、別の階を押せば中止が可能だそうです。ただし、それが最後のチャンスでしょう。
エレベーターが3階に到着したら、異世界に到着というわけです。

ちなみに、この手順をきちんと逆に行ったならば、異世界から現実に戻ることが可能だそうですよ。
覚えきることができるでしょうか?

2chの書き込みによる、本当にやってみた人

なかなか難しい手順が必要な「異世界エレベーター」ですが、これを本当にやってみた人がいるようです。
これは、2ちゃんねるに書き込みがあるので見ることができます。

やってみた人によれば、到着した異世界は、すぐにここが異世界だと分かるような違和感があったようです。なんだか、真っ赤な不気味な世界が広がっていて、恐ろしくなったとのことです。
混乱したその人は、必死で1階のボタンを連打しました。そうするとエレベーターはするすると戻り、途中でサラリーマンのような人が乗ってきて「大丈夫ですか」と声をかけてくれたそうです。

異世界エレベーターをやっている時に写真を撮ったら、変なものが映りこんでいた、という話もあります。
どんな「変なもの」だったのか確認したかったのですが、残念ながら、そのページは、今は存在していませんでした。

「異世界エレベーター」をやって、異世界に辿り着くことができたとしても、それは心に思い描くような素敵な世界ではなさそうですね。
写真を撮って妙なものが映るという情報もありますし、やはり、実際にやってみるのには勇気が必要なようです。

考察とまとめ

異世界というワードには、夢がたっぷり詰め込まれています。
現実世界に疲れた人なら、なおさらそうでしょう。

心に描く異世界は、どんなものでしょうか?
エルフがいたり、美青年騎士がいたりするのでしょうか。あるいは、豪華な中世ヨーロッパ風の建物が並ぶような場所でしょうか。いずれにしても、「現実からほど遠い」世界だと想像します。

異世界に行く方法があれば、という妄想は誰もが抱くものであり、それ故、異世界に行く方法が都市伝説のように噂されるようになったのではと思います。異世界に行く方法として、エレベーターが選ばれたのは、なかなかおもしろいとわたしは思うのです。

なぜ、エレベーターなのでしょう?

それは、エレベーターが個室で、移動できて、次に誰が乗って来るか分からない、特別な空間だからに違いありません。
自分で操作できるようでいて、次の予想がつかない乗り物は、そうそうないのです。
それに、子供の頃、エレベーターを操作して違う階に行くのが楽しかった記憶はありませんか。
エレベーターは、もしかしたら、最も身近でささやかな遊園地なのかもしれません。

そう考えると、エレベーターはある意味、非現実的な世界だと思われます。
言い方を変えれば、エレベーターそのものが異世界ということもできるのではと考えます。

わたしの職場にはエレベーターがあります。
これに乗る度に、妙にわくわくするのですが、これはやはり、幼い頃、デパートのエレベーターの移動が楽しかった記憶に由来するのかもしれないと思っています。
しかし、「もしここで地震が起きたら止まるな」という恐怖が、どこかで渦を巻いています。

エレベーターは、楽しいけれど怖い場所・・・

さて、「異世界エレベーター」では、異常に複雑な操作を要します。
これを覚えるのも一苦労しそうです。
こんな操作、完璧にできる人は、そうそういないと思うのです。仮にできたとしても、関係のない人が途中で乗り込んでくる可能性が高いです。

異世界エレベーターは、「異世界に行けたらいいねエレベーター」と言い換えることができそうな気がします。
しかし、この方法ならきっと異世界に行ける、という、強い思い込みを誘発する可能性も高いです。
もし、複雑なボタン操作をし、誰も邪魔されなかったとして、それでも異世界に到着しなかった場合でも、「きっとボタンを押し間違えたんだ」と思うことができるでしょう。

異世界に行けたとして、現実に戻ってこられなくなったらどうするのでしょうか。
いや、それよりもわたしは、普通にエレベーターに乗り込んだ時、自分より先にエレベーターに乗っていた人が、今まさに異世界に行こうとする人だった、というシチュエーションの方が、よほど気まずくて怖いです。

現実のまま?

そんな妄想はさておきまして、もし異世界エレベーターの方法を試し、間違わずにボタンを押したのに、到着したのは異世界じゃなかった、という場合。
もしかしたら、そこは本当に異世界なのかもしれません。

「なーんだ。現実のままじゃん」
と、エレベーターが到着して開いた扉の向こうに広がる世界を見て落胆してしまった場合。
いいえ、その世界こそ異世界なのかもしれません。
一目で異世界だ、と分かる異世界ばかりではないでしょう。

異世界エレベーターをやって「あ、なんだ失敗。というか、本当に異世界に行けるわけがないよ」と、苦笑いしながら思ったあなた。

よく注意して見てください。
なにかちょっとずつ、おかしなことがあるかもしれません。すぐに気づくことのできないレベルの小さなことかもしれませんが。実は、今あなたが立っているそこは異次元で、もとの世界では、あなたの家族や大事な人たちが、今もあなたの行方を捜して泣いているのかもしれません。

※画像はイメージです。

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