歴史から何故対戦車ライフルが消えてしまったのかを解説します。印象に残った登場ゲーム作品も紹介します。
対戦車ライフルの始まり

Ernest Brooks [Public domain], via Wikimedia Commons
開発の発端はドイツで戦車は鉄の塊であったため、小銃や塹壕に備えつけてある兵器では、その装甲を破ることができないでいました。そこで装甲を破るには地雷、肉薄して戦車に近づくという方法が最初に考えられます。
ですがこの方式ですと、迫りくる鉄の塊に近づく必要があり、誰しもが戦車を恐れていたため却下されました。
戦車は初めて登場した際、敵陣営にかなり恐れられており誰も近づこうとしなかったのです。
そこで生まれた対戦車ライフル

Aitken T K (2nd Lt) [Public domain], via Wikimedia Commons
でもこのライフル、のちに段々と使われる機会がなくなります。
それは何故かというと戦車側もアップデートを重ね装甲を強化した場合、さらに大きな弾を打つ必要があり、歩兵での運用や射撃可能な物では無くなってしまいます。
それだったら大砲でいいじゃんという考え方にシフトしていき、その発想から歩兵が携帯可能で戦車そのものを破壊するダメージを与える小型の対戦車擲弾発射器「パンツァーファウスト」などの開発によって使われなくなってしまったというわけです。
ゲームで使われる対戦車ライフル

対戦車ライフルは「メタルギア」を始め、結構様々なゲームで結構登場しております。
やっぱりゲームとしては「戦場のヴァルキュリア」みたいな、シュミレーションゲームの相性は良いでしょう。「戦場のヴァルキュリア」では2から登場し、3ではスナイパー上級兵になれば扱えるようになります。
しかしアクションゲームですと、どうしても派手さに欠けます。
みなさんも、ロケットランチャーみたいな派手なもののほうが好むでしょう。
対戦車ライフルのその後

U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Dominique M. Lasco [Public domain], via Wikimedia Commons
大口径の弾丸が音速で飛んでくるわけですから、まともに防げるわけがないのです。その後対戦車ライフルは対物ライフルと名前を変え、現在に至るんですが局地的にしか運用されていない武器となりました。

「羅刹」は実弾の銃、レーザー、火炎放射器とバリエーションが多くミサイルも撃てるのでかなり楽しいです。
eyecatch credit:Public domainウィキメディア・コモンズ経由