対戦車ライフルが歴史から消えた理由

歴史から何故対戦車ライフルが消えてしまったのかを解説します。印象に残った登場ゲーム作品も紹介します。

対戦車ライフルの始まり

■マークI戦車
Ernest Brooks [Public domain], via Wikimedia Commons
対戦車ライフルの始まりですが、これは第1次世界大戦時、イギリスが塹壕を突破する乗り物「戦車」を開発し、運用を成功させたことにより開発されます。

開発の発端はドイツで戦車は鉄の塊であったため、小銃や塹壕に備えつけてある兵器では、その装甲を破ることができないでいました。そこで装甲を破るには地雷、肉薄して戦車に近づくという方法が最初に考えられます。

ですがこの方式ですと、迫りくる鉄の塊に近づく必要があり、誰しもが戦車を恐れていたため却下されました。
戦車は初めて登場した際、敵陣営にかなり恐れられており誰も近づこうとしなかったのです。

そこで生まれた対戦車ライフル

■世界初の対戦車ライフル ドイツ Mauser Tankgewehr M1918( 13.25mm口径)
Aitken T K (2nd Lt) [Public domain], via Wikimedia Commons
その為、遠距離から戦車を貫く兵器が必要となって、ライフルの大型化し生まれたのがマウザー対戦車ライフルです。これはライフル弾を徹甲弾頭に変更した弾を発射し、戦車の装甲を貫通させ、中に乗っている乗員を負傷させるという戦法で、戦車の動きを止めるための武器として開発されます。

でもこのライフル、のちに段々と使われる機会がなくなります。
それは何故かというと戦車側もアップデートを重ね装甲を強化した場合、さらに大きな弾を打つ必要があり、歩兵での運用や射撃可能な物では無くなってしまいます。

それだったら大砲でいいじゃんという考え方にシフトしていき、その発想から歩兵が携帯可能で戦車そのものを破壊するダメージを与える小型の対戦車擲弾発射器「パンツァーファウスト」などの開発によって使われなくなってしまったというわけです。

ゲームで使われる対戦車ライフル

(C) 戦場のヴァルキュリア3 SEGA

対戦車ライフルは「メタルギア」を始め、結構様々なゲームで結構登場しております。

やっぱりゲームとしては「戦場のヴァルキュリア」みたいな、シュミレーションゲームの相性は良いでしょう。「戦場のヴァルキュリア」では2から登場し、3ではスナイパー上級兵になれば扱えるようになります。

しかしアクションゲームですと、どうしても派手さに欠けます。
みなさんも、ロケットランチャーみたいな派手なもののほうが好むでしょう。

対戦車ライフルのその後

■Mk 15スナイパーライフル
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Dominique M. Lasco [Public domain], via Wikimedia Commons
対戦車ライフルは人に向けて撃つと人間の装甲は限られているため、いくら防弾されたチョッキを着てようが木っ端微塵なんですけどね。

大口径の弾丸が音速で飛んでくるわけですから、まともに防げるわけがないのです。その後対戦車ライフルは対物ライフルと名前を変え、現在に至るんですが局地的にしか運用されていない武器となりました。


ネイサン
最近、工画堂から発売されていたSF・RTS「羅刹」にはまっています。
「羅刹」は実弾の銃、レーザー、火炎放射器とバリエーションが多くミサイルも撃てるのでかなり楽しいです。

eyecatch credit:Public domainウィキメディア・コモンズ経由

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