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軽率に荒らしてはならない

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心霊現象にあった事は殆どないのですが、不思議な現象や心霊現象を聞く度に、きっと何か理由があるんだと。起こる事は信じています。だからこそ、そこを簡単に荒らしてはいけないと思います。

フリーターとしてアルバイトを掛け持ちしていた時、ガソリンスタンドのバイト仲間達で、仕事が終わってから出かけることが多かった。カラオケやボーリングなどへ出かけて、皆そういうのが割と好きなので車の中では心霊現象の怖い話で盛り上がっていたのです。

目次

夏の思い出

夏のある日、みんなで集まって雑誌でみた観光地の丘へ行って、きれいな景色を眺めてました。
ぼんやりしていると一人が飽きてしまったようで、「これから心霊スポットとして有名な戦没者を祀っている祠へ行かないか?」と言い出したのです。

そこは近辺では有名な場所で、戦時中に防空壕として使われ、激しい戦火のなか人々が必死の思いで逃げ込むのですが、結局は追い込まれ凄惨な最期を迎えた曰くのある場所で、死者を慰める為に慰霊碑が立っています。

僕は心霊スポットでも、実際に悲惨な歴史がある戦没者慰霊には軽い気持ちや肝試しなどで踏み込んではいけないと大反対したのですが、他の仲間は行く気満々で、押し切られるように連れていかれてしまいました。
事故に遭わないか?何か起きないだろうか・・・僕は車の中でも不安でなりません。

市街地を抜けて山道を車で行ける所まで行き、そこからは電灯もなく真っ暗な山の細い道を懐中電灯を頼りに進んで行きました。

あー来てしまった

あー来てしまったと諦めながら、安らかに眠っている方に踏み込む事を謝り心の中で祈りながら歩く僕とは裏腹に、皆はお化け屋敷にでいるかのように楽しそうに進んで行きます。

乗り気でない僕と友人たちとの距離は広がっていき、5分くらいすると彼らの姿は森の奥にうっすら懐中電灯が見えるぐらいになっていました。
もうこれ以上付いていくのは嫌だと思って車に引き返そうとしたその時、「ぎゃーーーー!!!」と先に行った仲間たちが顔面蒼白で走ってきます。
僕もその声で心臓が飛び出るかと思うほど驚き、皆と一緒になって走って逃げて車に飛び乗った。

「なにか人のような物が見えた」「変な声が聞こえて怖かった」「あいつが急に走るから一緒に逃げて来た」など、口々に恐怖を語り、数分すると突然、誰も一言も喋らなくなり、その夜はそのまま解散しました。

その後

それからしばらくしてバイトに行くと、他四名はあれからバイトに来ていないようでした。
僕以外は突然の高熱で倒れてしまったり、頭痛に悩まされつづけていたり、全員が体調不良だと言うのです。

とても辛い、苦しみから解放されて眠っている魂の眠る場所は踏み合ってはならないと思いました。

※画像はイメージです。

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