MENU

これでもあなたは惹かれるか?本当の自衛官の仕事?!

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。
  • URLをコピーしました!

ミリメシ、サバゲー、などといった言葉が巷でもよく耳にするようになった昨今。

日本の自衛隊員が日々どんな訓練を積んでいるのかを本当に知っている人はどれほどいるのだろうか?

是非知っていただきたい。
彼らがどれだけ過酷なトレーニングを積んでいるのかを。

自衛隊、と言っても日本には多くの駐屯地があるのはみなさんご存知ですね。私の夫はその中でも体力オバケが横行する東部方面隊の一つ、習志野駐屯地にいました。

習志野というと最近ではPAC3が配備されていることなどで注目されましたが、ここはパラシュート降下部隊、いわゆる空挺団の拠点です。有事の際、物資とともに最前線に送り込まれる精鋭が集っています。

それは敵の目前であったり、車では行けないような被災地であったりと様々ですが、どんな場所にも最前線に立つのが彼らであるため、日々過酷な訓練を行い体を鍛えています。その一部を夫の伝聞をもとに書いていきたいと思います。

目次

重さ100キロにも及ぶ荷を抱えパラシュートで降下

パラシュート降下の際に身につけている主傘、予備傘は合わせて約30キロ。水上降下際用に救命胴衣を着用しているほか、足の間に背嚢を挟んで固定します。この背嚢には着替えや食料だけでなくさまざまな道具が入っています。

特に夫は通信中隊だったため導線や無線機などを積んでいたそうです。この他に小銃やロケットランチャーを所持すると、軽くても60キロ以上、100キロほどの重さになることもあるんだとか。背中から股の間まで重い荷物でがんじがらめにされた上にヘリや飛行機にぎゅうぎゅに詰め込まれると早く飛び降りたいと思うそうです。

降下を終えたら100キロウォーク

よく二夜三日の行軍訓練なんて言い方をされているのでご存知の方もいるでしょう。降下を終えたらパラシュートを下ろし重い背嚢を背負い直して行軍の開始です。

ちなみに行軍する集合場所より離れた地点に降下してしまった場合はその装備でダッシュで向かうんだとか。行軍中は50分歩いて10分休憩を繰り返し、悪路を歩き続けます。

完歩した!!さぁそこからが訓練です

やっと完歩したと思ってもそこからが訓練の本番です。夫は通信中隊で有線の係だったため、さまざまな中隊と基地の通信を確保する任務についていました。

半径5~10キロに及ぶ範囲に点在する20~40の拠点全てに配線する作業です。配線と言っても地上はトラックやジープ、戦車が通るので断線しないよう地面を掘り線を引きます。道路をまたぐ時は木や竹を利用して上を通します。

これらの線は普通のもので1500メートル、重さにして30キロほど。3歳児の腕の太さほどもある多重回線ならば300メートル程の長さで100キロもの重さがあるのです。これらをほぼ人力で、しかもダッシュでこなします。こういった作業を約3日間に渡り行うのです。

習志野の精鋭!特戦群

習志野駐屯地の第一空挺団は俗に言うCRF、中央即応集団という大臣直轄部隊です。それとは別に大臣直轄となっているのが特殊作戦群で、人員、訓練内容等の一切は秘密とされています。習志野の中にいた夫でさえやはり詳しくは知らないそうです。

特戦群になるには、習志野の降下課程を終え、レンジャー過程を通過するなどの規定がないとなれません。他所の基地から立候補してきたとしても、まずは習志野の訓練課程を踏まねばならないのです。つまり特戦軍の基礎は習志野にあるということ。

体力オバケの所以はここにあります。

実際の自衛官の仕事とは

銃や防具に身を包み戦う訓練ばかりしていると思われがちな自衛官。
確かに本来の目的はそうかもしれません。

また、お好きな方はそういった面だけ見て楽しそうだなんて思う方もいるでしょう。でも、彼らの訓練は人命を助けるための訓練でもあるのです。

もし同じことをやれと言われてもとても私にはできませんし、一般にも到底マネのできるものではないと思っています。

そんな日夜訓練に勤しむ日本の自衛官の本質をもっと知ってもらえたらうれしいです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

思った事を何でも!ネガティブOK!

コメント一覧 (1件)

  • 元自衛官の妻になります。
    彼から訓練の様子を聞いています。レンジャー徽章をもっています。
    彼の息子もレンジャー徽章をもち、この秋から習志野です。
    教えていただき、ありがとうございました。

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次