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戦闘機アクション漫画の金字塔 ~エリア88~

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今回ご紹介するミリタリー漫画作品は、新谷かおるによる日本戦闘機アクションの元祖とも言われている、あの「エリア88」を紹介したいと思います。

この作品が連載していたのは1979年。
小学館の少年ビッグコミックでスタートし、1986年の8年に渡り連載されていました。

当時では難しく困難な、戦闘機の描写が精密を極め、リアリティのある世界観や戦場の空気など見事の描き、異国の地で己の命を対価に戦い抜く、様々な想いを抱く哀愁ある傭兵達の物語が、読者の心を打つ、熱いドラマ性のあるミリタリー作品として話題を呼びました。

ミリタリー作品は当時では映画の影響を受けたモノが支流であり、その中で、どこかでみたかのような映画の様な類似性を見せる設定ではなく、独自路線の独特な世界観で構成された本作は、タフネスが売りの筋骨隆々な傭兵ではなく、一見弱さを見せないように振る舞うも、本心は臆病で弱さを持つと、ミリタリー戦記モノでは珍しく、弱さと強さを表現する主人公像で描かれ、その中で登場する傭兵達も、様々に各々が持つ人生観や葛藤などを演出し、戦場のドラマ性を見事に演出した漫画作品となりました。

終始してただアクションで活躍するのではなく、傭兵の持つドラマ性でミリタリーアクションを演出した本作は、軍オタな方に是非読んでほしい名作でもあります。

さてこのエリア88は、一体どんな物語なのかと気になる方が多いと思いますので簡単なあらすじをご紹介したいと思います。

まず主人公の風間真は、大手航空会社の大和航空のパイロット訓練生として、将来を有望視されていた青年でした。

親友であり、兄弟の様に同じ施設で育った神崎悟と共に異国の地であるパリで長い研修訓練を終え、帰国後に大和航空のパイロットとして活躍する事を夢見ていました。

また彼には社長令嬢である津雲涼子と言う恋人がおり、まさに順風満帆な人生だったのですが、彼の親友だった神崎の企みによって内戦の続く激戦地・中東アスラン王国の航空傭兵部隊入隊の契約書にサインをさせられてしまい、戦闘機乗りとして傭兵部隊に入隊する事になってしまいます。

傭兵部隊から去るには途中で戦場で死ぬか、3年間の任期満了まで生き抜くか、それとも高額な違約金を払うしかありませんでした。

日本へと戻る為に、戦場で生き抜くことを決めた真は、金を稼ぐために敵を撃ち落としていきますが、明日も知れぬ戦場の重圧に追い詰められていきますが、次第にその世界に染まってもいきました。

いつしかエースパイロットとして所属するエリア88で頭角を露わにする彼は、ベトナム戦争で活躍したアメリカ空軍のエースパイロットであるミッキー・サイモンと、かつては裏仕事に身を染めていた、もとデンマーク空軍のグレッグ・ゲイツに、司令官であるサキ・ヴァシュタールと共に、戦場を戦い抜いていく・・・と、実に熱い内容の作品でもあります。

このエリア88は、実に戦闘機の考証がしっかりとしており、この漫画で戦闘機を覚えたと、戦闘機マニアにとってもバイブルな作品とも言えます。

またこの作品の影響は強く、のちの数多のミリタリー関係の作品の下地ともなり、あのエースコンバットにも影響を与え、命知らずの傭兵の生きるシビアな世界観を描く、様々な創作物にも影響を与えた、今作の「エリア88」

外人部隊の熱い活躍を堪能したい人に満足できる作品です。

いば・よしあき
子供の頃からミリタリーが好きで、戦車のプラモデルを夢中に作った記憶があります。
ガンダムよりボトムズが好きで、開くコクピットにドイツ兵を入れ、タイガー戦車やシャーマン戦車などを並べ、満足して眺めていた記憶があります。
そんな変な趣味の子どもが大人となった、似非ミリタリー好きですが、何卒によろしくお願いいたします。

(C) エリア88 新谷かおる ビックコミック 小学館

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