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ギリシア神話 戦いの女神アテナはどんな女神

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ギリシャ神話にはいろいろな神が登場しますが、中でもアテナは知恵や戦闘と司る存在として知られています。ギリシャのアテナイ市の守護神にもなっていて、パルテノン神殿は彼女のために造られました。

目次

アテナとは?

アテナは神話において中心的な存在で、いろいろなエピソードがあります。オリンポス12神の1つにもなっていて、都市の守護神でもあり、知恵や生活、戦いの女神として多くの人から信仰されている女神です。

アテナ像

出生の秘密

彼女の出生は独特で、男神のゼウスが出産しています。彼はメティスを妻に選ぶと子供を妊娠するのですが、生まれた男子は王座を奪う予言があったので、彼は妊娠している妻ごと飲み込みました。彼の頭に痛みが走り、鍛冶の神に相談すると鎚で自分の額を叩き割ります。すると額から黄金の鎧を着用したアテナが登場するのです。

生まれた時から完全武装

彼女は生まれた時から既にフル装備のいで立ちだったそうです。黄金の鎧や兜などを着けて、手には槍と盾を持っていました。勇壮な女性は大きな叫び声をあげて、天地を震撼させながら飛び出します。

アテーナーの誕生
「アテーナーの誕生」
René-Antoine Houasse, Public domain, via Wikimedia Commons

活躍

パルテノン神殿は彼女を祀っていますが、過去にはポセイドンと周辺の土地をめぐって争ったこともあります。神々は住民に良い贈り物をした方がこの地を得られると宣言すると、ポセイドンは海水の泉を作り、彼女はオリーブの樹を作りました。

々は乾燥した土地にはオリーブの方が良いということで彼女は勝利します。現在オリーブの実は食用として利用したり、石鹸や医薬品にも使われるようになりました。トロイア戦争でも活躍して、そもそもの発端は最も美しい女神は誰かとう話から始まります。ヘラとアフロディーテ、アテナが名のりをあげますが、トロイアの王子であるパリスに委任されました。彼はアフロディーテを選択すると、女神はスパルタ王妃であるヘレネを与えます。

スパルタ王は妻をとられたことに怒って、トロイア国と戦争することになりました。この戦争にはさまざまな神や英雄が参加していて、アテナはギリシア側を味方するようになります。アフロディーテの愛人である軍神アレスはトロイア側につくことになり、激しいバトルになりましたが、アテナは石を投げつけるとアレスにあたって倒れました。最終的にトロイの木馬作戦によりトロイア国は滅んでしまいます。

アテナイ市の守護神

彼女は知恵や戦闘の女神として有名ですが、アテナイ市の守護神としても知られています。パルテノン神殿の主でもあり、オリーブがシンボルです。フクロウや蛇などを聖獣にしていて、特にフクロウは知恵の象徴になっています。

パルテノン神殿
パルテノン神殿

最後に

ギリシア神話には個性的なキャラクターが多く登場しますが、アテナには興味深いエピソードが多くあります。エピソードが多いということから、彼女の人気が高いことに繋がるでしょう。

彼女には凛々しいイメージがあり、さまざまな英雄を導いた姿からは理想の女性リーダーのような雰囲気を感じます。

※画像はイメージです。

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