日本軍が破竹の進撃を続けていた1942年2月。
アメリカ本土上陸も警戒されていたこの時期に、ロサンゼルスに飛来した「日本軍」とされる飛行物体に全米はパニックになりました。
果たしてその正体は・・・
1942年初頭はアメリカにとって絶望と恐怖の時期でした。
マニラは陥落し、コレヒドール要塞も風前の灯火。東南アジアでも日本軍の快進撃は続いていました。
そんな中2月23日にはカリフォルニア州の製油施設に日本軍潜水艦が砲撃を行っています。
このことから米国市民は日本軍の攻撃に相当敏感になっていました。
そして2月25日、事件は起こります。
25日未明、ロスのレーダーが未確認飛行物体を捕らえました。
その後、飛行物体が多数の人々および沿岸砲兵に目視確認され、対空砲を発射しますが有効弾は与えることができません。迎撃機も敵と遭遇することに失敗します。
しかし、軍民問わずに多くの人々に目撃されたこの飛行物体はサンタモニカ周辺を縦横無尽に飛び回り忽然と姿を消したのです。
事後、アメリカ政府はマーシャル陸軍参謀長も含めて、気球の見間違いと結論付けましたが、軍民多くの人々は納得しませんでした。何しろ多くの目撃談、写真、そしてラジオを通じて全米に実況中継された事件ですので…。
戦後この時期に日本軍の潜水艦や潜水艦を母艦とする航空機が活動していなかったことが判明します。
つまり日本軍の仕業でないことが確定したことになります。
ではあの全米を恐怖に陥れた飛行物体は何だったのか、ますます疑問が深まりました。
この辺から「UFO」という言葉が出てきます。
言葉としては未確認飛行物体として正しいのですが、この場合宇宙人の乗り物としての意味合いですね。同じ時期にロズウェル事件が起こっていることからUFOマニアには宇宙人襲来説が支持されているようです。
飛行物体が何だったにせよ、当時の米国民が一番恐れていたのが日本軍ということは間違いなさそうです。
このロサンゼルスの戦いでは、対空砲火の破片が降って来て3人、日本軍襲来の報道に驚いた3人が心臓麻痺で死亡しています。
※画像はイメージです
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