さて、今回皆さんにご紹介したい漫画は、古き良き西部劇ことウェスタン・ガンアクションを表現した作品「ベル☆スタア強盗団」を紹介したいと思います。
さて、この作品は1993年から1998年に発表された漫画作品です。
掲載されていた雑誌が休刊になってしまったり、色々なハプニングなどがありましたが、無事に完結まで書かれる事、実に6年を有したとファンをやきもきした作品でもありました。
その6年間を待つぐらいに、今回紹介するこの作品は、最高のガンアクションを楽しめる作品とも言えます。
この作品の作者である伊藤明弘先生と言えば、日本漫画界ではガンアクション鬼才とも言われるぐらいに、銃撃シーンに定評のある漫画家です。
そんな先生が手掛ける「ベル☆スタア強盗団」は、ただの西部劇ではなく、ウェスタン・ガン・アクションを徹底として描き、無法者へと成りあがる事を決めた、ヒロインのマイラ・ベル・シャーリイことベル・スタアの半生を、まるでアクション映画さながらに描いている事に、この作品の見所があります!
このまま映画化されてもいいんじゃないのかと思えるぐらいに、読めば目の離せないアクションの展開や、またヒロインのベルの可愛さなど、読み応えがある作品なのです。
さてその前に、この物語の主人公となるベル・スタアと言えば、なんと本当に実在した人物でもあるのです。
マイラ・メイベル・シャーリー・リード・スターと、アメリカ西部開拓時代に活躍した、無法者。のちに山賊女王と字がつくほどに異名を成した人物でもあります。
そんな歴史に埋もれていた彼女をヒロインにし、ガンアクションで活躍する美少女と描いた伊藤明弘先生の作画は勿論のこと、ストーリーの展開も実に面白く出来上がっています。
南北戦争後の南部から出稼ぎに西部へと訪れたマイラ・ベル・シャーリイ。
古き知り合いを訪ねてきた街で、運悪く強盗事件が起きてしまいます。
色々な誤解を受けながら、なんとか命からがら修羅場から脱出できましたが、運が悪い事に凶悪強盗犯として西部に指名手配されることになってしまいます。
後の人生の最愛の人となるサム・スタアに救われるも、彼の一族が作ってしまった借金で、土地を巡る争いに巻き込まれてしまい、ついには政府の国家予算を運ぶ列車強盗に巻き込まれてしまう事になると、実にアクション映画のノリで物語が進んでいきます。
泥臭い西部劇のイメージを払拭し、可憐な美少女が武骨なリボルヴァーを片手に、荒くれどもと戦うガンアクションを、徹底して楽しめる名作漫画です。
(C) ベル☆スタア強盗団 伊藤明弘 サンデーGXコミックス 小学館
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