さて、今回紹介するゲームは、カプコンが制作してファミコンソフトから発表された「ヒットラーの復活・トップシークレット」です。
このソフトは元々は1987年3月稼働したアーケードゲーム、当時では珍しいワイヤーアクションを使ったアクションゲームとしてアーケードゲームとしてプレイされていたものです。
でも当時のゲームの感覚では斬新すぎた為に売れ線ゲームから外されてしまい、ゲームセンターの片隅であるかないかで、非常にマニアックなゲームとして知られていました。
主人公が移動をする際にワイヤーを放出し向こう岸へと渡り、またエリア内の高所を移動するなど斬新なアクション性を売りにした、タイトル通りにあるトップシークレットの謎を追い詰めていくと言う・・・アクション映画さながらの演出に燃えたものです。
さてそんなトップシークレットと冠した今作品のワイヤーアクションを売りにし、その作品性を活かしたゲームが、1988年にファミコンソフトとして発表される事となります。
それが今回紹介する「ヒットラーの復活 トップシークレット」です。
イバはこの作品を子供の頃にプレイした記憶があり、メタルギアの次に好きなソフトとして夢中になっていました。
何故なら・・・筆者が好きで仕方がなかった、あの「戦場の狼」の続編としての側面もあったのです。
元々ゲームセンターで発表されたトップシークレットの主人公は、スーパージョーとされていました。
このゲームのプロデューサーだったのが、カプコンアーケード黄金時代の立役者でもあった、あの藤原得郎氏だったのです。
本氏は、あの「魔界村」や「ロックマン」などのゲームを手掛けたプロデュースであり、この「トップシークレット」や「戦場の狼」なども彼が手掛けた名作の一つとして知られていました。
「ヒットラーの復活 トップシークレット」は、アクション映画さながらに物語が始まっていきます。
時は198X年・・・・・・
世界を恐怖に陥れた第三帝国が壊滅してから数十年後に、連邦軍によってある機密文章が発見されました。
それは第三帝国の計画したアルバトロス計画を記した内容でした。
人類を絶滅させる事の出来る、第三帝国が計画した悪の計画。
それを帝国軍総統ワイズマンが強奪し、第三帝国が成そうとしていた、恐るべき計画を実現する為に動きだしていきます。
その計画を阻止する為に、連邦軍は英雄であるスーパージョーにアルバトロス計画の阻止を命じますが、歴戦の英雄であるスーパージョーは消息を絶ってしまいます。
行方不明になった彼を救うべく、帝国領へと潜入する事になったFF(ダブル・フォース)部隊のエースである、ラッド・スペンサーを向かわせます。
敵地へと潜入し、第三帝国の遺した悪の計画を破壊する為に、彼は総統ワイズマンに挑む事となっていくのです・・・
と重厚なストーリーの展開とアクション映画さながらの演出に、当時は夢中になってプレイしたものです。
でもタイトルになっている「ヒットラーの復活」とある様に、のちに色々と問題が起こってしまい、タイトルも変え、設定も変え、知る人ぞ知る名作となってしまいました。
個人的な事を言えば、ぜひメタルギアソリッドみたくにリメイクしてほしかった名作でもあります。
一応に、この作品はリメイクされ、続編として「バイオニックコマンドー マスターD復活計画」も登場しているのですが、やはり私は「ヒットラーの復活・トップシークレット」の設定を活かして出してほしかったものです。
ヒットラーの復活 トップシークレット(Bionic Commando) – Nes 1988 [01/06] – youtube
ファミコン全盛期の当時の好きなゲームは、やはり「戦場の狼」や「メタルギア」などのゲームが思い出深いソフトでもありました。
メタルギアはその後に続編が登場し、ついには映画みたくドラマ性が生まれ、キャラクターが喋る様になりましたが、戦場の狼も同じようにドラマ性のある、キャラクターが喋る様になってほしかったです。
(C) 1988 ヒットラーの復活 トップシークレット CAPCOM
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