幼いころは家庭環境が不安定で精神的に落ち込んでいたころ、霊っぽい人や影など見ることがありましたが、大人になって看護師となり働き始めてからは霊も見ることもなくなっていました。
それから看護として10年以上働き、病院での夜勤中に起きた唯一の不思議な体験です。
目次
ある夜勤の深夜
ある夜勤中の午前1時頃、スタッフは交代で休憩時間を取って、私が見回りをする時間がきました。
患者さんの部屋一つ一つ見回り、容体を確認していきます。
暗くなった廊下を歩いていると、402号室の部屋の前に誰かが立っていたのが見えたんです。
患者さんがトイレかなにかで出てきたのかな?と思ったんですが、4階には自力で立ち上がって歩ける患者さん
は入院していない。
でも1.5mぐらいの身長で少し体格の良い男性の様な影が、部屋の入り口に立っている。
ふと昔見ていた影を思い出し「あ、あれは人じゃない。」と気づきましたが、なぜか恐怖心はありません。
影なので何処を見ているのかわからないはずなのに、部屋の中を見つめているのが直感的にわかりました。
その影は?
あるときその何かと目があったように感じると、私の存在に気づいてふっと消えてしまったのです。
その後は何事もなく夜勤も終わり、2日後の日勤の時に検温するのに402号へ行ったとき・・・。
患者さんが「夜中に昔亡くなった兄が枕元に現れたんだ。なにか言いたそうな顔だった」とポツリと話しかけます。
私の見た影かな?と思っていましたが、そうでしたかと相槌をして、夜中の出来事は内緒にしました。
その2日後、402号の患者さんが急変しお亡くなりに。
もしかすると、あの影はお兄さんが迎えにきたのか、亡くなることを伝えに来たのかなと思います。
※画像はイメージです。
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