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電撃戦と持久戦、どのような局面で有効なのか?

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攻撃側にとっても、守備側にとってもそれぞれに勝算が高い戦略があります。

目次

電撃戦:攻撃側の戦略

電撃戦は本来、近現代戦において用いられる用語です。陸戦においては戦車や地上を援護する直掩機部隊を中心に一挙に敵陣を突破する機動線のことです。

代表的なものとしては第二次世界大戦時のドイツ機甲師団によるマジノ線の突破作戦があります。海戦においては真珠湾攻撃やマレー沖海戦などもこれに類するでしょう。

電撃戦の目的は短期間で敵の中枢に痛撃を与え、抗戦不能な状態にして敵を降伏させることです。19世紀における普仏戦争において、プロイセン軍はフランス軍を撃破し、わずか10か月で戦争は終結し、フランスの降伏で幕を閉じました。攻撃側は常に主導権を握り、相手に反撃のいとまを与えませんでした。

JollycatによるPixabayからの画像

持久戦:防衛側の戦略

持久戦は、敵を自国領土深くまで引きずり込み補給線をぎりぎりまで引き延ばすことで負荷を与え、撤退に至らしめる戦法です。

ナポレオンによるロシア遠征の際、ロシア軍はフランス軍の補給拠点になりそうな都市を先に焼き払う焦土戦術を実施しました。このため、寒さに耐えられなくなったナポレオン軍はロシア軍との決戦前に消耗し、最終的には瓦解してしまいました。

国土の大きな国において、この戦術は非常に有効です。日中戦争において日本軍は首都の南京を占領することで早期終結を図ったのに対し、蒋介石は内陸部の重慶へ、毛沢東も内陸部の延安へとそれぞれ移動し長期にわたって抵抗をつづけました。日中戦争を早期終結させられなかった日本は、同時並行で太平洋戦争に突入し戦線が伸び切ってしまいます。

Arhnue TanによるPixabayからの画像

現代において、戦力が劣る防衛側はゲリラ戦術を行うことで攻撃側を疲弊させることもできます。
ベトナム戦争やソマリア紛争などでは現代最高の軍事力を持つアメリカ軍すら苦戦させることが証明されています。

※画像はイメージです。

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