今回紹介するのは、悪魔城伝説を手掛けた一人である五十嵐孝司氏がキックスターターで資金を調達し、悪魔城伝説シリーズで培った能力を注ぎ込み、新たなる探索型アクションゲームとして開発した作品です。
ゲームのあらすじ
18世紀末が舞台。
時代は産業革命によって科学が驚異的な発展を遂げ、かつての錬金術は急速に勢力を失いつつありました。
衰退する錬金術ギルドは、これ以上の科学の発展を許せず、錬金術の全てを注いで生み出した結晶を移植した幼子を生贄に、科学を滅ぼす悪魔を召喚。錬金術ギルドは制御できない悪魔によって壊滅されてしまい、10年後に世界を破滅へと導く悪魔達の封印された地獄の城が復活してしまいます。
かつてギルドによって生贄として使われる筈だった女性ミリアムは、永き昏睡状態から目を覚まし、この世界を滅ぼす地獄の城を破壊する為に、仲間達と共に旅立つ。かつての悪魔城伝説シリーズの雰囲気を持ちながら、新しい感覚と表現力が盛り込まれました。
コナミのお家騒動とはいえ、名作を多く生み出した優秀なスタッフが野に下り、あのメタルギアの小島監督ですら退職に追い込まれてしまう事態。人気ゲーム会社の事情に流されながら、探索しながら謎を解き巨悪を討つ、壮大なスケールとおもしろさの詰まった内容となっています。
ゲームの魅力
かつてやり込んだファンとしての筆者には、実にストライクなゲームだったのですが、スタイリッシュな演出の多さ、またならではの操作性は、操作に不慣れな想いをしております。
そんな今作でのお勧めしたいのは、やはり斬月の存在でしょうか。
錬金術と悪魔を憎む東洋の侍と、刀で戦う彼のカッコよさは、射程が短くとも、使いたいキャラクターとしてお勧めしたいです。
懐かしい感覚を残し、新時代のアクションゲームとして開発された本作は、悪魔城やメトロイドなどを楽しんだ探索世代のゲーマーに是非にやって欲しい作品です。
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