小さいころ親に連れられて観に行ったことからブルーインパルスにはまり、憧れ続けてきました。
数々の事故に見舞われながらも復活を果たしてきた「ブルーインパルス」ですが、東日本大震災で松島基地が壊滅的な被害を受けたと知った時には、もうダメかと思いました・・・
誰よりも強い不屈の闘志を持った彼ら
ブルーインパルスは、実は何度も「もう飛べないかもしれない」という危機的状況を経験しているチームです。
過去、事故もあり、ファンも何度も哀しい思いをしてきたのです。
しかし、そのどれもを凌駕するレベルの状況が起こりました。
東日本大震災、松島基地が水没、そして壊滅してしまったのです。
くまモンがくれた奇跡
その日、ブルーインパルスは九州新幹線のオープニングイベントのフライトのために、福岡県にある芦屋基地に展開していました。
予行フライトを終えた直後に、まさに石巻や仙台を襲う津波がニュースで流れたのです。
松島基地が壊滅状態になったというのはもう逃れようのない事実でした。
本拠地の隊舎も何もかもが水没してしまいましたが、松島基地に残した予備機をのぞく全てのT-4が残されたのは、本当に奇跡としか言いようがありません。
ほんの少し予定が違っていたら、二度と飛べなかったかもしれません。
そのことを思うと、キャンペーンのキャラクターだったくまモンを見るたびに「ありがとう!」と言いたくなってしまうのです。
ドラマ「空飛ぶ広報室」
まさかドラマ化するとは思いもしなかった有川浩さんの『空飛ぶ広報室』ですが、これは震災前にネットで連載された作品で、震災直後に紙で出版されるはずだったのですが震災を経て短編が追加され、それがそのまま映像化されるという稀有な流れになりました。
災害対応で自衛隊に対するイメージが随分と変わってからの、しかも地上波のドラマでしたので、ブルーインパルスを認識した人の層が爆発的に増えて理解もだいぶ進んだと思います。
ありがたいことです。
震災のあとに初めてとんだブルーを見たときには涙が出ました。
ドラマで盛り上がっているときには、まさかネットでもこんなに取りざたされる日が来るなんて、信じられませんでした。
過去にブルーに在籍していた元操縦士のおじさまがおっしゃいました。
ブルー・インパルスが飛べる空は日本が平和である証拠なのです。
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