ボディーアーマーや防弾チョッキは、非日常的なものという認識が強いと思います。
ボディーアーマーとは
ボディーアーマーは、防弾チョッキなどとも呼ばれ、銃の弾丸や爆発物の破片から身を守る特殊な衣類です。
「アーマー」という名称から、鎧のようなものをイメージされるかもしれませんが金属ではなく、強度の強い繊維の層からなります。
繊維の種類はアラミド繊維の一種のケブラーが広く使用されていますが、さらに品質を改良したスペクトラ繊維なども使用されています。
弾丸を防ぐ仕組み
繊維が弾丸を防ぐというと不思議な気がするかもしれませんが、何層にもなった構造ではスピードが落ちるのです。
しかもボディーアーマーの材料となる繊維は、引っ張り強度が強いためネット状に弾丸を捕捉し、人体を貫通することを防ぐのです。
同様に分厚い本や雑誌なども同様の効果があり、口径の小さい弾丸など、ある程度弾丸を防ぐことができるので防弾効果があると言われています。
ボディーアーマーの目的
ボディーアーマーは弾丸や破片を完全に無力化するのではなく、人体へのダメージを減らし致命傷を防ぐ目的で使用されます。
ですので撃たれても平気なわけではなく、着弾時の衝撃で骨折ぐらいはするかもしれません。
よりダメージの少ないボディーアーマーも製造は可能ですが、重すぎたり窮屈であると機動性が失われ、実際にそれを着用して活動することが困難になります。
日常?非日常?
日本では、一般の人はボディーアーマーを目にすることは滅多にないかもしれません。
しかし治安の悪い国では、ボディーアーマーの繊維を使用した日常着としてが販売され、ファッションショーもあるそうです。
ファッションショーを見た現地の人が、「これならおしゃれで、娘も着てくれそう」と感想を言うぐらい、日常的な国もあるとか?
日本ではミリタリー系の雑誌の通販コーナーで、衣類の内側に着用する防弾着を見たことがありますが、
「誰にも知られずにおしゃれに着れる」というようなキャッチコピーがついていました。
見えなければおかしな目で見られることないですし、通気性は良くないので防寒下着の代わりに着れば、ミリタリーマニアの間で「日常的」になるかもしれません。
※画像はイメージです。
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