今回紹介したいのは、こち亀のキャラクター「ボルボ西郷」。
武装が既に警察官とは思えない!重火器を撃ちまくり、手榴弾を豆まきのごとくに投げ回す、元傭兵の警察官ボルボ西郷を紹介したいと思います。
ボルボ西郷
本人の経歴を簡単に説明すれば、彼はかつてアメリカ合衆国でFBI射撃術をマスターし、傭兵として活躍した後にグリーンベレーに入隊、5年間も各世界の戦場を渡り歩いた歴戦の兵士としての実践経験を持つ。
ニューヨーク市警に勤務していた経歴から、葛飾署の配属となった警察官と、このように書けば、凄腕の警察官に思えるのですが、その実は非常に臆病者で、警察官とは思えない武装を身にまとう、とんでもない警察官なのです。
初登場時には、いきなり相手に向かって拳銃で銃撃してしまう、こち亀ならではの過激なキャラクターとして登場。その後においては、その武装で徹底的に脅威を排除しようと自動小銃を乱射し、筆者を楽しませてくれました。
ギャップ
その見た目は筋骨隆々でゴルゴ13みたいな雰囲気にも関わらず、幼い頃に追いかけられてしまって蜂が苦手、虎や猛獣相手に素手で挑めるにも関わらず、蜂相手には、まるで鼠に出会ったドラえもんのごとくに錯乱してしまう。そのギャップに笑ったものです。
作品が後半へと進んでいくと、かつての乱射魔もなりを潜めたようにおとなしくなり、沈着冷静な雰囲気を見せるようになります。時折に彼が取り出す軍用アイテムを使い、キャンプする、その姿にも憧れたものでした。
ガスバーナーでバーベキューの火を付けたりと、また軍用車に乗って生活をする。そんな憧れを抱かせてくれたボルボ西郷は、こち亀を語りたい上で外せない、そんなキャラクターです。
(C) こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治・アトリエびーだま/集英社
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