さて今回紹介する作品は、子ども心に大冒険に夢中になった、思い出のアニメ作品を紹介したいと思います。
時は1986年から1987年の一年間放映され、全26話のアニメ作品として放映され、あの有名な、後の日本声優界の大御所ともなる、戦争映画の吹き替えでは「プライベートライアン」のミラー大尉や二枚目役の主人公の声で有名な山寺宏一氏と、「ドラゴンボール」のビーデルや「YAWARA!」の猪熊柔などの日本のヒロインの顔でお馴染みの皆口裕子氏のテレビアニメデビュー作とも言われている、名作のアニメ「ボスコアドベンチャー」です。
元々の原作となったのが、イタリア童話『ボスコの森の住人たち』。
イタリア人の作家トニー・ウルフの絵本が原作となり、『宇宙船サジタリウス』の持ち味を活かしながら、動物達が活躍するSFファンタジー作品として制作され、アプリコット姫をヒロインとした冒険アニメーションとして本作は制作されました。
物語の舞台となるのは、命の水を司る、妖精の国「フォンテーンランド」
その国の王女候補であるアプリコット姫は、王位を狙うスコーピオン一味に攫われてしまいます。
そんなアプリコットを助け、彼女の王位継承を守ろうとするボスコの森の住人であるフローク、タッティ、オッターは、アプリコットと共にフォンテーンランドへと向かうことを決めます。
もしアプリコットが次の金環食となる「太陽の指輪」の日までに、命の泉にて王位継承をしなければ、世界の水は全て枯れてしまい、世界は破滅へと導かれてしまう事を知り、世界を救う為に、アプリコットと共にフォンテーンランドへと目指していく──
と、アプリコットと三人の大冒険を綴った物語です。
この作品で筆者が好きだったのは、主人公のフロークでした。カエルでしたが非常に正義感の強く、熱血漢で真っ直ぐな気持ちを持ったヒーローとしてカッコ良かった彼。
発明家で、ボスコ号の開発者でもある、ボイスはジャッキーチェンなタッティや、気弱な性格をしているも、料理が好きで、いざとなれば誰よりも勇気を持って行動できるオッターと、個性的な面々がいますが、イバが最も心魅かれていたのは、ヒロインのアプリコットでした。
困った人を見捨てる事が出来ず、弱い子どもを守る為に勇気を出し、危険を顧みずに行動できる、そんなヒロインの鏡とも言える様な彼女に、幼心に惹かれていたものです。
でも最終回の時に、己の身を犠牲にして世界を救ったと、その終わりは今でも心が痛い事がありますが、彼女のヒロインとしての美しさは今も心に残っております。
夢と冒険に満ち、そして様々な出逢いと出来事に巻き込まれ、成長していく冒険に憧れを持たせてくれた今作は、今もなおもい色あせない名作として見れる作品です!
ボスコアドベンチャー (C) NIPPON ANIMATION CO.,LTD
思った事を何でも!ネガティブOK!