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死を誘う歩道橋のひと?

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私は医療現場で働いていることもあり、何度も生死に携わってきた為なのか・・・時々不思議な経験をすることがあります。

あの時はコロナの影響もあって、私が勤めている都内の病院は早朝から深夜まで働き詰めで毎日くたくた。幸いにも自宅は徒歩20分ほどの場所にあり、帰ったらすぐに眠れるたのが幸いでした。

目次

歩道橋の女性

ある日の帰り道から、不思議な光景を目にするようになりました。歩道橋を渡って職場に向かうのですが、急患の対応などで帰りが深夜の12時を過ぎた頃に通ると、歩道橋から道路を見下ろしながら何かブツブツしゃべっている女性を目にするようになったのです。

初めて見た時には気持ち悪いと思い、見て見ぬふりをしてそのまま帰っていましたが、12時を過ぎると必ず同じ場所にいるのでだんだんと恐怖を感じるようになりました。それからは、12時を過ぎる時には遠回りをして例の歩道橋を通らないようしていたものです。

失念していた

しかしある日、帰宅し家でのんびりしていた時、ふとスマホを勤務先に忘れてきたことに気づいた。取りに戻るのですが、お酒を飲んでいたこともあり道橋のことを忘れてしまっていました。

時刻は深夜1時ごろ、歩道橋に差し掛かると例の女性がいます。不気味に感じつつ、横切ろうとした時に私は彼女と目があってしまった。瞬間、視界が真っ暗になり無重力のような感覚が続き、体感で30分ぐらいでしょうか?突然、全身に痛みが伝わってきます。

それと同時に「おい、大丈夫か?」という言葉が耳に響き、今まで意識がなくなっていたことに気づきました。

死んでいたのかも?

目の前にはジャージ姿の見知らぬ男性が目の前に映ります。話を聞くとランニングで通りがかった時、私が歩道橋から身を乗り出そうとしていた為、引っ張って助けたということです。
私は酔っぱらっていて意識がはっきりしなかったということにして、その場を取り繕ったのでした。

しかし、今思うとその女性は私が視線を向けた一瞬で私の体を乗っ取り、道連れにしようとしたのではないかと思うのです。もしあの男性が助けてくれなければ、私は死んでいたのだと思います。
帰宅してから震えが止まらず、お酒を飲んでいたのに全く眠ることができませんでした。

※画像はイメージです。

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