今回は、2009年に放映されたガンアクションアニメ作品「CANAAN」を紹介したいと思います。
本作は、あの「Fateシリーズ」や「FGOシリーズ」などを手掛けたTYPE-MOONが制作、2008年に発表された「428 ~封鎖された渋谷で~」のボーナスシナリオとして描かれた作品でもあります。
主人公のヒロインとなるカナンは、人間の持つ五感を同時に共有させる特殊能力──共感覚を持つ「鉄の闘争代行人」と、裏社会で恐れられている、左腕に蛇の入れ墨を持ち、褐色肌の幼い顔立ちを残す、白い髪のミステリアスな雰囲気のある美少女。
そんな彼女と対と成すのは、アルファルド・アル・シュヤと呼ばれる、カナンと同じは褐色肌を持つ、同じ左手に蛇の入れ墨を抱いた、冷酷で怜悧な闘争心を秘めた、国際的犯罪組織「蛇」のリーダー。
二人はかつて戦闘技術を一人の傭兵・シャムに、戦い方や射撃方法などを学び、アルファルドは自分を育てた彼を越える事を望み、恩師である彼を、自らの手で殺害してしまいます。
カナンは自分の人生の術を、光として見ていたシャムを殺された復讐を果たす為、アルファルドを追い求め「蛇」と死闘を繰り広げていくと、実にシリアスな展開で物語は進んでいきます。
特殊能力を持ち、銃弾の軌道を見切り、敵を撃つガンアクションもさることながら、ヒロインのカナンを親友と接してくれる大沢マリアとの絆も、この作品の見どころでもあります。カナンとアルファルドの二人の物語を見守る第三者として、なんの力も持っていない、ただの一般人である彼女。
でも純粋にカナンを想い、彼女を親友として接してくれるマリアの存在は、カナンの心に変化をもたらしていくと、戦闘者として感情を殺してきた彼女が、新しい感情を得ていく、そんな部分にも、この物語の注目すべき見どころがあります。
筆者としては、カナンやアルファルドが「FGOシリーズ」に登場してほしいと切に願っております。
本当に出てほしいな・・・
CANAAN (C) Spike Chunsoft/Project CANAAN
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