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フランス海軍「シャルル・ド・ゴール」後継艦、原子力推進で建造決定!

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かねてよりフランス海軍の航空母艦「シャルル・ド・ゴール」の後継艦がどのような艦となるのか、現行同様の原子力推進となるのかが注目されていた。

2020年12月8日、フランスのマクロン大統領は後継の航空母艦もやはり原子力推進型であると正式に発表し、「シャルル・ド・ゴール」よりもかなり大型化する事が明らかとなった。

後継となる航空母艦は現行の「シャルル・ド・ゴール」に比べて全長で40メートル長い約300メートル、満載排水量が3万3千トン増の7万5千トンのサイズで、電磁式カタパルトによる発艦とアレスティング・ワイヤーでの着艦方式を採用すると言う。この大きさはイギリスの「クィーン・エリザベス」級航空母艦を凌駕するもので、アメリカの「ジェラルド・フォード」級や「ニミッツ」級よりは小型で、また中国が現在国産化を進めている航空母艦に比しても若干小型と言えそうだ。

但し現行の「シャルル・ド・ゴール」よりもかなり大型化しているとは言え、搭載する最大の艦載機数は約30機程度とほとんど変わらず、これは「シャルル・ド・ゴール」の艦載機であるラファール戦闘機よりも、今後艦載機とする予定の機体が大型化するためと見られている。
フランスが新型の航空母艦の艦載機として予定しているのは、現在ドイツとともに開発に取り組んでいるFCAS計画の第6世代に該当する機体とされており、これをカタパルト射出に対応させたものだと考えられる。

現時点でのスケジュールとして、このフランスの「シャルル・ド・ゴール」代替艦となる新型航空母艦は先ず2025年頃の建造への着手、2036年頃の進水から試験を経てその2年後の2038年頃の就役が有力だと見られている。

しかしイギリスにしろフランスにしろ、人口・経済規模的に日本よりも小さいにも関わらず、航空母艦の建造・運用の費用負担を押してその保有を続けている。このあたりかつては豊富な海外領土を防衛する上で航空母艦の有用性が必須だったのだろうが、現状では費用対効果に見合う兵器なのかと傍目には感じられてしまう。やはりここはアメリカだけに依存出来ないと考える意地の誇示とも見えなくもない。

eyecatch source:U.S. Marine Corps photo by Maj. Joshua Smith, Public domain, via Wikimedia Commons

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