覚えている方には懐かしいネタですが今を去ること約16年前、中国の国防科技大が中国初の人型二足歩行ロボット「先行者」を開発しました。
そしてそのロボットは、こともあろうか当時流行していたテキストサイト「侍魂」にて、ホンダの「ASIMO」やソニーの「SDR-3X」のライバルを想定して開発されたのじゃないか?と紹介され、その先進性と独自のフォルムにてブレークしたのでした。
では当時の最先端ロボットもう一度みてみましょう。
コレです。
「ひょっとしてギャグ?」と思われるでしょうが、当時の最先端の技術を駆使して製作されたロボットで、センサー制御による段差があっても自由自在に歩行し、プログラムされた幾つかの言語を理解するという性能だったらしいのですが、その容姿からどうみてもスペック通りとは思えません。
それで、なにが中華キャノンにつながったのかと言うと・・・写真をよくご覧ください。
両足の付け根に前方に大きく張り出している、制御用のサーボモーターが砲身に見えるます。
その射撃シーンが当時の動画職人の手によった、GIF動画が制作されて「侍魂」に掲載されました。
股間ビーム発射までの準備動作
1.まず全身を震わせ大地のエネルギーを吸収image source:侍魂
GIFアニメーション: 悠さん
2.そしてため込んだエネルギーを股間のキャノンへ流し込む
image source:侍魂
GIFアニメーション: 悠さん
3.エネルギー充電120%完了
image source:侍魂
放て中華キャノン ビ~ム撃て 明日に向かって
GIFアニメーション: 悠さん
このgifアニメーションがさらに反響を呼び、一大ムーブメントを巻き起こして、CGムービーやゲーム等の同人作品が作られいき、当時のネットでは「先行者」の話題で持ちきりになったのでした。
youtubeには今だに「先行者」のイメージ動画が上がっています。
そして「中華キャノン」として青島文化教材社によってプラモデル化し、雑誌「ネットランナー」の特別付録として登場します!
パーツ点数は少ないものの、稼働関節にポリキャップが使われ、中華キャノンにミサイル発射のギミックがつくなど意欲的なキットです。
というか企画物だとしても、こういうモノをキット化してしまう「アオシマ」は他メーカーとちがって、今も昔も遊び心を忘れないというか、チャレンジスピリッツ溢れる素晴らしいプラモデルメーカーと大絶賛です。
ちなみに入手してみたい方がいれば、ヤフーオークション等で雑誌付きの完全な状態の物が時々出品される事があります。
via: 侍魂
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