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日本通だった?? シラク元フランス大統領

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最近、日本大好きなフランス人の方のYouTube動画にはまってます。
なんとパリでおにぎりがブームとか、お弁当屋さんや駅弁も売ってる、しかも好評とか、日本のお菓子や嗜好品などをフランスの人に食べてもらって感想を聞くのも面白いです。

みんな漫画やアニメでおにぎりや卵焼きを見て、いつか食べたいと思っていたとか、21世紀の若い人は日本食に抵抗がないみたいですね。それに日本在住のフランス人の方が、目を輝かせて桜や紅葉をフランス人風の文化の違いを語りつつリポートしてくださるのも微笑ましいです。

目次

日本大好きシラクさん

そういうのを見ていると、超有名な日本通の2019年に亡くなったフランス大統領のジャック・シラク氏を思い出しました。
シラクさんは、1932年のお生まれでパリ市長や首相を歴任してフランス大統領を務めた政治家なのですが、子供の頃に
パリの美術館で仏像を見てから、日本文化に関心を持ったのです。
以後、「万葉集」を「世界最古の文学」と絶賛、「源氏物語」「奥の細道」も愛読していたということなんです。

それにシラクさんは、パリ市長時代と大統領就任中に大相撲パリ場所の開催に尽力したほどの相撲好きで、ネット以前は、日本在住フランス大使は大相撲の場所が始まると、結果の星取表を毎日送らないといけなかったらしいです。
シラクさんは優勝力士だけでなくて、結婚や婚約した力士にも祝電を出し、2000年には「フランス共和国大統領杯」を創設したほどでした。

2005年3月の来日時は、真っ先に大阪の大相撲春場所を訪れて、升席で観戦、会場を後にするとき、観客がスタオべで「シラクコール」で送ったそうで、まさに相撲好きは相撲好きを知るでしょう。
しかし大統領に当選直後の1995年5月に、南太平洋で数度核実験を行って世界的に非難を浴びたとき、日本人の批判が最もきつかったらしくて頭抱えてた話も伝わって来ました。

© European Communities, 1997 / EC, Photo: Christian Lambiotte

日本人よりも日本通

ともあれ、シラクさん、日本人よりも日本通のおもしろい話が色々あります。
1998年にフランスで日本文化を発信するために設立された「パリ日本文化会館」の「縄文展」を訪れたシラクさんは、縄文土器などを眺めて、「これは縄文中期の作品、これは前期」と、製作時代を言い当てただけでなく、「稲作は弥生時代から始まったといわれてるが、縄文時代にもあったと聞いたのですが?」と質問したということです。
当時一般にはあまり知られていない専門的なことで、専門家もびっくりしたとか。

来日時に、首相官邸に展示していた土偶を埴輪と説明した通訳をたしなめたとか、エリゼ宮を訪問した日本の要人に「源義経とチンギス・ハンの関係」について話してびっくりさせたとか、橋本龍太郎首相が九州場所の行われる福岡で首脳会談を行い、シラクさんを喜ばせたが、シラクさんは首脳会談で「元寇襲来」の話をしたのに、橋本首相はフリーズして答えられず大恥をかいたとか、皇居で現上皇ご夫妻と皇居を散歩中出た話題が「古今和歌集」だったとか、どれをとっても恐れ入った日本通でありました。

シラクさんは、日本だけでなく南米の先住民文化などにも精通していたそうですが、欧米諸国にありがちの支配者的な異文化に対する評価を嫌っていて、相手への敬意と愛情を持った人だったということです。

日本愛

来日は公私合わせて50回以上だったせいで、フランスでは日本に隠し口座があるとか、愛人がいるとか言われたのですが・・・。
シラクさん以前の日本通は、ほとんどが日本文化を研究する学者ばっかりだったような気がするし、なんかこの日本愛、日本通は現在のユーチューバーの先駆けのような感じもするんですよね。

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