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CIA(中央情報局)とFBI(連邦捜査局)の違いはなにかを考察

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アメリカのアクション映画やドラマなどで必ずといって良いほど登場する組織が、CIAやFBIといった国家機関で多くの作品の舞台や主人公らと対峙する組織として描かれています。
こうした映像作品のおかげで、日本においてもCIAやFBIと言う組織名を耳にした事が無いと言う方はほとんどいないかと思われますが、改めてそれらの組織について洗い出してみます。
ここで浮かび上がる点を踏まえて、組織の特徴や活動の違いを知り、それらが登場する作品を楽しんで頂ける一助になれば幸いです。

目次

CIAとは?

CIAは「Central Intelligence Agency」の頭文字で日本語では中央情報局、FBIは「Federal Bureau Of Investigation」・連邦捜査局と訳される、両者ともアメリカの情報機関です。

CIAの前身は第二次世界大戦時に設置された情報機関・OSSであり、1947年の国家安全保障法の成立と同時に組織変更を経てCIAとして生まれ変わり、現在に続く組織となりました。
元々戦争中の諜報機関としてOSSは設置された事から、所謂敵地・組織に潜入する文字通りのスパイ活動や、各種の妨害活動、破壊工作まで様々な特殊任務を担っていました。

このため映画やドラマなどでも、イギリスのMI-6、旧ソ連のKGB、イスラエルのモサドなどと並び、世界で最も有名なスパイ組織としてその名が知られる事になっています。

CIAの本部と主な活動

CIA本部は、バージニア州のラングレーにありトップはCIA長官ですが、アメリカ大統領の直属の監督を受ける組織で、その構成員は約20,000人前後と推察されています。本部が置かれているラングレーは、その地名そのものがCIA本部を示唆する意味で用いられることが多く、首都であるワシントンDCからも程近い場所となっています。

CIAそのものがアメリカ国内外を問わず諜報活動を行う組織であるため、具体的な業務内容は極秘ですが、所謂派手なスパイ活動ではなく情報収集と分析が任務の中心だと考えられます。
実際の実力行使を行う人員や体制もゼロではないでしょうが、全体の構成員からすればかなり少数であり、そうした内容は軍の特殊部隊が担うことが大半でしょう。

CIAの構成員

CIAの一職種である調査官を例にあげると、先ず18歳以上のアメリカ市民で且つ・大学の成績がGPA3.0以上であることが最低の資質となると言われています。その上で海外任務が多い特性上から外国語に堪能であり、外国での豊富な渡航や居住経験など、その地に溶け込める高い順応性が求められるようです。

CIA調査官として認定されるまでには、最長1年にも及ぶ期間に渡り実施される採用試験・面談・身辺調査をクリアする必要があり、薬物使用歴がある人物は応募する資格すら無いとされます。
CIA調査官の年間給与は、平均で日本円にして約800万円~1,450万円とされており、任務の難易度に応じた処遇であると言うことが出来そうです。

CIAがメインで登場するお勧めの作品

CIAの諜報員イーサン・ハント役で、毎回主演のトム・クルースが実現不可能なミッション遂行に挑むアクション映画「ミッション・インポッシブル」が最もメジャーでお勧めの作品です。同作は1960年代から1970年代にアメリカで人気を博したテレビドラマ「スパイ大作戦」のリメイク作品で、2020年現在までに6作続く人気作品となっています。

またテレビドラマでは「ホームランド」や「コバート・アフェア」などが女性CIA諜報員を主人公とした作品もお勧めします。

FBIとは?

FBIは1908年にアメリカ司法省の直轄組織として誕生し、第一次世界大戦を経て拡大、1936年に今の形となり以後1972年迄、エドガー・フーバー長官が君臨する一大組織になりました。
アメリカは連邦制の国家であるため、各州が独立した法律を持ち地方警察が存在していますが、FBIはアメリカ国内を横断的に管轄する警察機構の上部組織だと言える存在です。
それによりアメリカ全土にまたがる犯罪やその対象となる組織などについて、FBIが直接管轄としており、テロリストから個人の凶悪犯まで手広く対処しています。

FBIの本部と主な活動

FBIの本部は、首都であるワシントン州ワシントンD.CにありトップはFBI長官で、司法省の管轄の元で警察の最上部組織としてアメリカ国内全土に約35,000人の構成員を抱えています。
各州単位の地方警察と異なりFBIはアメリカ全土に捜査権限を有し、情報部・国家保安部・刑事・サイバー対策部・科学技術部・情報技術部・人事部の6部門に別れています。

これらの組織形態の下には全米各地に全56ヶ所に及ぶ地方局が出先として設置されており、これを通じてアメリカ全土に対応する法執行機関として機能しています。
アメリカ警察の特殊部隊として高名なSWATチームをこのFBIの56地方局もそれぞれ個別に有しており、人質救出チームとセットで合計約1,200名の要員を常時確保していると言われます。

FBIの構成員とは

FBIの特別捜査官は、初代FBI長官のフーバーの時代からの伝統で高いスキルが求められ、弁護士または公認会計士及びそれらに準じた法律関連の専門知識を有した人物が対象となります。

これをクリアした人物に対して採用試験が行われるため、アメリカの法執行機関の中でも非常に難関な職種だといってよいうちのひとつです。
FBI特別捜査官の年間給与は、日本円にして462万円以上と一見すると見合わない金額にも見えますが、各種の手当てを総合するとやはり平均で1,000万円は下らないと考えられます。

FBIがメインで登場するお勧めの作品

妹をエイリアンに誘拐されたと言う奇特な過去を持つFBIのモルダー捜査官を主人公とした、1980年台から2000年代にかけてのテレビドラマ「X-ファイル」がお勧めです。こちらは現在でもシリーズ続編が製作されるなど、これまでに11シーズンが公開される息の長い作品で「X-ファイル・ザ・ムービー」などの劇場版も作成されています。

また同じく1990年代初頭に大ブームとなり2017年に続編も公開された「ツイン・ピークス」も主人公はFBI捜査官のクーパーで、ミステリアスで猟奇的なストーリーが斬新な作品です。

まとめ

つまりは、FBIは州単位で独立しているアメリカにおいて、その上位権限を持ちアメリカ全土の単位で操作を行うことができる警察機構。それに対して、CIAはアメリカ国内外で諜報活動や情報収集と分析を行う、簡単に言えばアメリカ国有スパイ組織といえます。
映画作品などでは、区別がよく理解しづらいと思いますが、こういった違いがあります。

こぼれ話

※画像はイメージです。

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