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日本SF冒険譚のステレオタイプ?!名作「スペースコブラ」をご紹介!

無限に拡がる大宇宙、危険な奴らを向こうに回して不敵に笑い、まだ見ぬ世界に見果てぬ冒険追い掛け何処までも・・・そんな「正統派」アウトロースターな「宇宙海賊」として、今なお多くのファンに愛される名作「コブラ」。

一匹狼ながら大軍団を手玉に取っての大立ち回りから、スパイアクションもかくやと言った強くたくましく、キザったらしい立ち居振る舞いも何処か憎めない愛敬一杯のキャラクターは一度見たら忘れられないというのも頷けるというもの。
無限に拡がる大宇宙からびっくり箱のようにあふれ出してくる不思議な遺跡や超技術で彩られたキャラクター、人間離れした美女まで、そのアイデアの多彩さにおいても楽しい溢れる冒険心がそのまま形となった作品です。

今回は、原作漫画からテレビアニメとしてアレンジを加えられた「スペースコブラ」を軸にご紹介。放映開始から40年近くの時を経ても、その表現力や「魅せる」映像に心躍らされる事間違い無しの名作です。

目次

どんな戦いも「絵になる」強さ!真似したくなるセリフのオンパレード!直球勝負の「格好良さ」!

「ちと早く着きすぎたかい?自慢じゃあないが、俺は100mを5秒フラットで走り抜けられるのさ!」
「怒ったらどうなるってんだ?ウサギとダンスでも踊るのかい?」
団子っ鼻にくしゃくしゃでまとまりの無い短めの金髪、少々足れ気味のドングリ眼と、作りの良さはあってもどちらかと言えば愛敬の方が先に映る顔。

上背こそガッチリと大きめながらそこは未開宇宙のど真ん中、雲を衝く巨漢も異形のサイボーグ戦士も、果ては見た目こそ美女なのにクマやゴリラも絞め殺す殺し屋までが闊歩する世界で悪漢、強敵を前にして、有利どころか逆境ピンチの只中にあって、平然と鮮やかな逆転劇を決めてみせれば、勝利を確信した悪漢も助けを求める美女もその男を前にすれば等しく叫ぶ名は「コブラ!」。

それは時に絶体絶命の危機を救う希望を込めて、時に死んだはずの相手を目の当たりにしてしまった恐怖を込めて、そしてある時には追い詰めた最大最強の宿敵を前にした焦がれる復讐心が燃え上がる、正しく千差万別の万感が込められた呼び声としてクライマックスの開幕を告げます。

いざ戦いが始まれば、素手であってもボクシングやレスリングのような格闘術はお手の物、投げナイフや仕込み爆弾に特殊兵器まで軽々使いこなし、果てはこの宇宙船が行き交う世界で華麗な剣術まで、幾多の強敵と多彩な戦い振りを披露してみせる姿は圧巻の一言に尽きます。
とは言えその男臭くシニカルに笑って見せる姿には、宇宙を気軽に旅する時代になってもクラシカルな銃が似合いそうなもの。コブラはそんなロマンにこそ信頼を置く男として描かれており、巨大な回転式拳銃「パイソン77マグナム」を愛銃として引っ提げ危地を駆け抜けます。

時にはもう一つの相棒よりも信頼を置く得物として、光線銃や超兵器が入り乱れる戦場を華麗に「撃ち抜く」姿は、世界も時代もまるで違えど見た者を圧倒してしまう迫力に満ち溢れています。
そして宇宙海賊コブラの武器と言えば忘れてはいけない「サイコガン」…まるで生身と遜色の無い義手である左腕に隠されたコブラの代名詞ともなった「切っても切り離せない」絶対の信頼を置く相棒です。

「左腕が銃の男」という宇宙広しと言えどコブラ以外に決して有り得ない最大最強の切り札によって決着を付ける姿は、その一挙手一投足が「絵になる」正しく決め技と言うに相応しい格好良さによって描き出されます。
「スペースコブラ」においては監督を務めた「出崎統」氏一流の止め絵を用いた演出・・・「出崎演出」等とも呼び慣わされる演出において、劇的な美しさすら感じさせる射撃スタイルを印象に刻みつけられる事請け合いです。

かくしてこの口を開けば軽妙洒脱、駆ける姿は韋駄天走、一騎当千戦い抜いて、不敵に笑ってまた冒険…と、無敵のタフガイ故の安息無き日々を真っ向直球の格好良さで描き出した作品「コブラ」を、パワフルでスピード感溢れる表現と、時にナイーブな表現を両立させたアニメーションとして構築したのが「スペースコブラ」なのです。

その二つ名は「フラグブレイカー」?!格好良すぎるオトコが背負ってしまったネット時代の「伝説」とは?

表向きには軽薄そのもの、飄々とふざけた態度を崩さない中にも、隠す事の出来ない鋭さが冒険を呼び、命懸けのスリルとスケール違いの欲望、そして行きずりなのに魂を揺さぶる出会いと別れ…かくも激しく切ない運命を自ら望んで掻き抱き、尚も生き続ける不死身の男「コブラ」。
その余りにも強く逞しく、何より「如何なる絶対的な死線であっても潜り抜けて生還する」姿は、最早誰にも覆せない「絶対的信頼感」の象徴として見る者の心を捕えて放さない存在にまで達すると言って良いものです。

また「コブラ」はその人気もさる事ながら、作品としても少々数奇な経歴を辿り、骨太のストーリーを中長期に渡って連載しては休載するという、言わば「忘れた頃に甦っては読者の心を掴んで去って行く」ような展開を経て、なんと連載開始から2020年現在に至るまで物語が続いている長編小説のような作品として今日まで愛されているのです。

2000年代から2010年代頃にかけて、CS放送などで再放送等が掛かった際に心を鷲掴みにされたファンの間では、その圧倒的強さと不死性を当代一流の「ネットミーム」として取り込む事によって「憂鬱な展開(が予想される情景描写=鬱フラグ)にもコブラが現れて颯爽と打破していってくれる」という、二次創作的なキャラクター性を得てしまう珍事が発生して今日に至ります。

「(鬱)フラグブレイカー」とも称されるこのインターネット界隈ならではとも言える新たなキャラクター性によって、コブラの知名度は(少々奇妙な形とは言え)よりイコン的なものとして、人口に膾炙する一種の「伝説」となって今なお語り継がれるものとなっています。
このイコン化される程の格好良さ、今なお色褪せる事の無い「生ける伝説」を、是非原典まで辿ってご覧頂く事で、一層深く知って頂きたいと思う次第です。

今回の紹介は地上波放映版アニメ「スペースコブラ」

尚、今回ご紹介させて頂くに当たって、地上波放映版アニメ「スペースコブラ」を軸に致しましたが、他展開としてアニメパイロット版とされる映画「SPACE ADVENTURE コブラ」、OVA及びアニメ放映版「COBRA THE ANIMATION」がラインナップされております。

また、原作漫画版「コブラ」は、なんと連載開始から実に42年の時を経た現在、WEBコミックによって新編「OVER THE RAINBOW」編が連載されております。
名作「オズの魔法使い」をモチーフとしたファンタジーとロマンの交錯する重厚な表現によって、新たに描き出される深宇宙の冒険活劇も是非お楽しみ下さい!

スペースコブラ (C) BUICHI TERASAWA/A-GIRL RIGHTS・TMS

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