さて今回は、シルベスター・スタローンの主演映画「コブラ」を紹介したいと思います。
物語はロサンゼルス。
ロス市警に勤めるマリオン・コブレッティ刑事は、犯罪者に容赦のない捜査方法からコブラとの異名を持っています。
スーパーの立てこもり犯を射殺し、マスコミに質問攻めにあうも、殺された被害者に聴いてみろと返す、己の心情を曲げない孤高の一匹狼の彼。
ロサンゼルスの街中で起こるカルトめいた猟奇殺人事件が横行し、その背後にはナイト・スラッシャーと呼ばれる、殺人で人々の救済を謳う熱狂的な狂信者集団による無差別連続殺人が頻発し、ロスの街は恐怖に包まれていました。
ある日、ナイト・スラッシャーの殺人現場を偶然に目撃してしまったファッションモデルのイングリッドは、彼等から命を狙われる様になってしまいます。
コブラはイングリッドの警護を任せられ、彼女をナイト・スラッシャーの魔の手から守る為に、死闘を決意する──
と、物語はこの様に進んでいきます。
レイバンのティアドロップ型サングラスをかけ、愛銃のコルトガバメントのグリップにはコブラの紋章。武骨な刑事を演じるスタローンに、筆者は憧れていたモノでした。
特に筆者がお勧めしたいシーンは、コブラが自宅へと戻り、拳銃の手入れをするシーンにあります。
冷蔵庫からピザを取り出し、それを短く切り食べながら、机の上でコルトガバメントを手入れする。どことなくハードボイルドな雰囲気を醸し出し、ニヒルで強い男の一時を垣間見せてくれるこのシーンは、本編そっちのけで何度見みていた記憶があります。
またこの映画に登場する、コブラの後半で携帯するサブマシンガン「ヤティマティック」もこの映画の見どころとも言えます。
当時は最先端のレーザーサイトが付いた特徴的な形状、筋骨隆々なコブラが片手に持ち、群がる犯罪者達を撃ち倒すシーンは、まさに圧巻の一言。カーチェイスで、ナイト・スラッシャーズが襲う車列を次々に破壊していく様は、幼心に見ていて圧巻でした。
サングラスをかけていたスタローンや、また松田優作のサングラス姿に、幼い筆者は父親のサングラスをかけて刑事ごっこで遊んでいたものです。そんな強く武骨な刑事のカッコ良さを魅せてくれた「コブラ」は、刑事モノアクション映画を語る上で離せない名作とも言えます!
コブラ (C) Warner Bros. Entertainment Inc.
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