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【おさらい】「コルト」社はどうして倒産したの?

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S&Wと並ぶアメリカを代表する銃器メーカーコルト社が経営破綻していたのを知っていますか?

目次

経営破綻

コルト社の軍用銃器部門であるコルト・ディフェンス社は2015年6月、連邦破産法11条の適用を連邦破産裁判所に申請、経営破綻してした。負債総額は日本円にして約430億円でした。

コルト社の歴史

サミュエル・コルトによって1836年に創業され、ライバル会社であるS&W社と共に、アメリカを始め全世界の銃器の歴史を牽引してきたのがコルト社です。コルト社は伝説的な西部開拓時代のリボルバーSAA(シングルアクションアーミー)を始め、歴史に名を残す銃器を発表してきました。自動拳銃では「オートマチックピストルの雄」と呼ぶにふさわしいコルトM1911A1、通称ガバメントは多くの派生モデルを生みながら、現在に至るまで世界中で使用されている、45口径(フォーティファイブ)です。

image credit:lifesizepotato

倒産の理由

では、なぜコルト社は倒産する運命となったのでしょうか?手始めは、先のガバメントのパテント(特許)を失効でしょう。他社から近代的な派生モデルが続々と発売され始めて、コルトの主力商品の需要も徐々に低下していったのです。さらに1990年代に入り、オーストリア製のグロック、ドイツ製のSIGといったヨーロッパ製ピストルが台頭してきます。多弾数、9mm(38口径)のヨーロッパ製オートマチック拳銃が主流となった昨今、コルトの牙城は徐々に崩壊へと向ったのです。

そして2013年、決定的な影響を与えたのが、アメリカの国防予算削減でした。コルツ・マニュファクチャリング・カンパニー(CMC)から分社化していた、コルト・ディフェンス社は軍用銃器の専門会社としてアメリカ軍の主力小銃であるM16やM4カービンを納入していましたが、国防予算削減によってM4カービンの調達契約が打ち切りとなった事が決定打となったのでした。

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