丑の刻参りなどの呪いは効果があるのでしょうか?
呪うことは犯罪か?
日本には丑の刻参りなど、様々な呪いの儀式が存在します。
仮に憎い相手に呪いをかけ、その後その相手が死んだ場合は罪になるのでしょうか?現在の日本の法律では、行為と結果の間に相当な因果関係が存在しないと犯罪と見なされません。
法律の世界では呪うという行為自体が「非科学的」であると考えられ、相手の死という結果の間に因果関係はないとして、犯罪にはなりません。しかし呪っていることを周囲に知られ、呪う相手に精神的苦痛を与えたり、名誉棄損という形では犯罪になる可能性があるそうです。
丑の刻参り
古典的な呪いの方法で”丑の刻参り”がありますが、実際に行うのは非常に大変です。
夜中の2時前後(丑の刻)に憎い相手に見立てたわら人形を持ち、白装束で頭に五徳をかぶって、3本のろうそくを立て、鏡を吊るし、櫛を咥えて神社に7日間毎日通い続けなければなりません。
そして神社のご神木にわら人形を五寸釘で打ち付けるのですが、通っているところを他の人に見られては効力がないそうです。もし見られてしまった場合、呪いが自分に返ってくるとも言われています。
人を呪わば穴二つ
他人を呪うことで自分も破滅することを”人を呪わば穴二つ”といいます。ここの「穴」とは、墓穴のことです。他人を殺したいほど恨んで、相手の墓穴を掘るという行為は、自分の墓穴も掘ることになるという戒めです。
丑の刻参りなどの呪いをかけようとしても、それが自分に返ってくる状態が当てはまるかもしれません。逆に言えば、自らも破滅するぐらいの覚悟がなければ、気軽に他人を呪ってはいけないということではないでしょうか?
気軽に?呪う
そうはいっても誰しも嫌いな相手、憎い相手はいることでしょう。丑の刻参りとまではいかなくても、何らかの方法でストレス解消することも必要です。
amazonで、丑の刻参りセットが販売されていて、その売り文句が「ご自宅で気軽に呪えます。」のようなものでした。本格的な丑の刻参りのような効果はないかもしれませんが、逆に呪い返しのようなリスクも少なそうです。
何より「ご自宅で気軽に」呪うことでストレス解消ができれば、あるいみ精神衛生上いいのではないでしょうか。
ただし、その後どのような事が起きても保障は一切いたしません。
※写真はイメージです。
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