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彼氏だけど彼氏じゃなかった?!私のデートの相手は誰?

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私が20代のころ、当時付き合っていた彼氏は霊感が強くて、普通の人間と同じようにしっかりと見えるタイプだったので、極力を「そういうところ」を避けてデートをしていたのでした。

目次

彼氏といつものデート

デートする日といえば、だいたいが彼の夜勤明けの後に約束をし、時間になったらいつもの待ち合わせの場所へ。
ある日、彼が運転している車で移動中、いつも通る道が工事のため通行止めでした。迂回の看板通りに進んでいくと、先には地元はとても有名な心霊スポットのお寺だったのです。

私が「大丈夫?」と聞くと「凄くいっぱいいるけど害のあるヤツはいないよ」と言っていたので、その場はただ通りすぎるだけで終わり、とくだん何もなかったのでした。

彼氏の異変

その夜、お互いに分かれがたいなと思った私達。コンビニで飲み物やお菓子を買って、駐車所へ車を止めて、車の中で話すことにしました。しばらく盛り上がっていたのですが、夜勤明けの彼はとても眠かったみたいで話途中に寝てしまいました。

車内はとても静まりかえっていたのですが、隣で「・・・ないと」と彼氏が何を呟いています。
最初はただの寝言かな・・・かわいいなんて思っていたのですが、小さくつぶやく声は全く別人の声で「…行かなと」を繰りかえすばかり。
怖くなり、彼を起こそうと「起きて!」と言っても、体をゆっすたり、頬を軽く叩いても彼は目を開けることはなく、ただ「行かないと」と呟き続けるだけ。あの迂回路のときに霊が憑いてしまったんだ、私がこの現状をどうにかしないと思い「どこに?どこ行きたいの?」と半泣きで問いました。

すると彼が一言いいました。
「…あの世」と。

いちばん長い恐怖

空気が止まった・・・というのはこういうことなのだと思いました。
その瞬間さっきまで喋れていたのに喉に激しい痛みが走り、背中には冷や汗が流れ止まらない。
これは本当にやばい!と思った私は、先ほどよりも力強く頬を叩いたり、激しく体を揺さぶるったり、苦しながらもなんとか発せる声で彼に「戻ってきて!」と訴えました。

何分、何時間とそんなことをやってたか覚えてません。もしかした数十秒ぐらいの間だったかもしれません。
この時間は私がいままで生きていたなかで、いちばん長い時間の恐怖でした。

暫く経って、ようやく静な寝息に戻り、次第に彼も目を覚まして、喉が渇いたからと飲み物を手にした瞬間。
「買った覚えがないんだけど?」
本日二度目の恐怖でした。
たしかに言われてみれば、炭酸が苦手な彼がコーラなんて買うはずもないと気が付いたのです。

彼氏が言うには

私は、先ほどの一連の話をしたところ、「魂もってかれなくてよかった」と言ってくれました。夢の中で、私の戻ってこきてという声は聞こえていたと教えてもらいました。

何回目かの恐怖爆弾を落とされ、限度耐えられなく、泣き出してしまった私に彼は言ったのです。
「あの迂回路通ったあとからの記憶がない」

あの時、私は誰とデートしていたのか、今になってもわからないままです。
そして、こういう現実だか虚構だか定か不安定、サイコな彼氏とは付き合わない方が良いと身に染みて感じました。

※画像はイメージです。

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