今回は、1993年に発売され、ナイトメアコレクション第3弾となる、前作の「デッド・オブ・ザ・ブレイン 死霊の叫び」の2年後となる続編「デッド・オブ・ザ・ブレイン2」を紹介していきたいと思います。
エロゲで一世を風靡したフェアリーテールが、ある事件を元に摘発され、エロ以外での活路を探り始めた頃のゲームです。PC98やX68、MSXなどのパソコン用として発売されますが、後に1と2を合わせPCエンジン用ゲームとして発売されました。PCエンジン版に関しては、発売された1999年は既にPCエンジンそのものがハードとして終わりを迎えていた時期で、このゲームもPCエンジン最後の作品となり、発売本数も少なくレアなゲームソフトであります。
あらすじ
前作のデッド・オブ・ザ・ブレインから2年後となる今作は、無事に生き残った主人公のコールと恋人のシーラは、それぞれに人生をやり直す為に、新しい街へと訪れていました。
生活も変わり、死霊達に襲われていたことが、まるで夢のように思えてきた中で、コールはシーラとの結婚を考え、彼女にプロポーズをします。
共に死霊から生き延びた親友のテリーとリンに祝福をされ、幸せの中にいましたが、突如として恐怖の惨劇に見舞われてしまいます。テリーとリンが何者かに惨殺され、その相手はかつて街を壊滅に追いやってしまった死霊だったのです。
再び街がゾンビへと覆われ、何者かがドクの蘇生薬を使い、惨劇へと見舞われた街で、シーラと共に、死闘へと身を投じる事となるコールと、前作の内容も踏まえながらに物語は進んでいきます。
みどころ
今作の内容では、システム面の大幅な改善が注目どころとなっています。
なにせ、昔のアドベンチャーゲーム作品では、行き詰まりなどが普通にあってしまい、ゲーム進行に難儀をしてしまうと、実に苦い思い出がありました。
そのせいでやり直しと、また一から出戻るのは苦行となってしまい、今作では、そんな内容の問題点を解決してくれており、またアドベンチャーゲーム作品ならではのセーブどころに気を使ってくれている部分は、非常に助かっておりました。
またアドベンチャーシーンからシューティングシーンへと変わる際に、思わず選択を誤ってしまうと、ニアミス対策もしっかりと改善され、非常に遊びやすい内容になっていたので、良かったのですが……まさかのどんでん返しがあると、とんでもないマルチエンディングな内容に、筆者はショックを受けたモノです。
最後に
ネタバレになるのですが、シーラにある事をしないと、彼女がゾンビになってしまうと、バットエンディングの恐怖を与えてくれた思い出は、今もトラウマな思い出です。
皆さんも、セーブはこまめにし、分岐点でセーブを置いておく事をお勧めします。
デッド・オブ・ザ・ブレイン2 (C) フェアリーテール / アイデス
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