今回紹介する映画作品は、ハリウッドの伝説とも言える俳優・シルベスター・スタローンの作品の一つ「デモリションマン」です。
舞台となるのは二つの時代。
最初は1996年。
犯罪者が渦巻くロサンゼルスの刑事ジョン・スパルタンは、人質と共に廃ビルへと立て篭もった因縁の凶悪犯サイモン・フェニックスを死闘の末に逮捕しましたが、フェニックスの卑劣な罠によって人質は全員死亡と最悪の結果をまねてしまいます。
スパルタンは責任を問われ冷凍刑に処されてしまい、長い時を冷凍睡眠によって過ごす事になります。
そして時代は変わり36年が経過した2032年の後半の時代。
社会からは暴力や犯罪が淘汰され、コンピュータによる徹底的に管理運営された社会となり、平和な時代を築いていました。
近未来都市となったかつてのロサンゼルスはサン・アンゼルスと改められ、街は至って平和だったのですが、冷凍刑務所の仮釈放審査の為に解凍されたフェニックスは、何故か自動手錠の解除コードを知っており、看守を殺害し脱獄に成功してしまいます。
最悪の凶悪犯を前に、平和な時代に慣れた暴力など無縁な警察では逮捕が出来ないと、これ以上凶悪犯を放置でいないと、かつてフェニックスを逮捕した刑事・スパルタンを冷凍刑から解放する事となるのです。しかし、かつて壊し屋ことデモリッションマンと呼ばれた男の覚醒に未来の世界をカオスへと巻き込まれてしまうと、アクション映画の醍醐味で物語は進んでいきます。
筆者がこの映画で一番に惹かれるシーンは、フェニックスが武器を手に入れる為に、博物館へと訪れるシーンにあります。
博物館の戦争の展示コーナーにずらりと並べられた拳銃やショットガンなどの武器の多さに、思わず見惚れてしまったモノです。
飾られている銃は使えなくなるようにされているみたいですが、大人になって聞いた話によれば、学芸員によっては、いつでも使用可能な状態にされているらしく、スミソニアン博物館の展示物の武器は、実際に使える様な仕様になっていると聞いた時は胸が躍ったものです。
でも実際にはどうなのでしょうかね?
とりあえず、この映画の見どころは、かつての暴力の時代に生きた刑事と悪党が、平和な社会で暴れまくると、痛快なアクションとジ小刻みなジョークが笑える、まさにアクション映画と言ったノリは、非常に見ごたえのある内容となっています。
Demoltion Man(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
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