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ナチスを痛烈に表現したチャップリンの「独裁者」

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喜劇王と呼ばれるチャールズチャップリンの作品の中で戦争をテーマとした作品が「独裁者」です。
チャールズ・チャップリンの作品らしい独特のコミカルさもありながら、戦争の過激さも表現しております。

特に終盤の大演説の場面は、この映画を象徴するシーンだと思います。
当初はこの場面は構想されておらず、戦争が無事終わって各航空機から爆弾の代わりにおもちゃが落とされるという夢のあるラストシーンだったのを、それでは独裁者に対しての怒りを表現できないとしてチャップリン自らが現在あるような大演説のシーンに変えたという話があります。

(C)1940 独裁者 Roy Export SAS/Bubbles Inc

チャップリンの語る最後の大演説中の数々の名言は素晴らしいので、ぜひとも今の子供たちにも見てほしいです。
戦争映画という位置づけではあるもののそういった戦争行為のシーンは少なく、大衆が見るのにも適した映画になっているのでおすすめの映画だと思います。

ラストシーンの後、独裁者と入れ替わっていたことがばれて処刑されてしまうのか、あるいは演説に感銘を受けた兵士たちが楽しく踊ったのかは映画を見る限りではわかりませんが、初期構想では後者の楽しく踊るシーンが適用される予定もあったという話があります。

(C)1940 独裁者 Roy Export SAS/Bubbles Inc

しかしあえてそうしたシーンを削除し、物語に深みを持たせたのはさすが喜劇王と呼ばれるチャールズ・チャップリンらしい判断だと思います。
個人的には数あるチャップリンの映画作品でも一番好きな作品です。

(C)1940 独裁者 Roy Export SAS/Bubbles Inc

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