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自衛隊と会社員、組織としての違いとは?

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自衛隊も一般的な会社も「組織」という括りで言えばどちらも同じです。 では、その組織としての違いを私なりにお話ししたいと思います。

目次

組織の構造

自衛隊は階級で分けられたピラミッド型の組織です。階級はいくつもあり、その階級の中でもさらに等級が分かれています。そこは自衛隊にいた経験の無い方でもご存じだろうと思います。
とは言うものの、それは一般企業も同じで役職がいくつも分かれていますし、階級があってその中にまた等級がある。そういった体制の会社も沢山あると思います。
ですので、基本的な組織の構造は自衛隊も一般企業も同じだと思います。では、どこにどういった違いを感じたかと言いますと「上司からの指示の徹底」です。

自衛隊と一般企業の違い

まず、自衛隊において「上司からの指示」これは何があっても絶対です。ここに自分の考えを混ぜ込み、指示とは違った行動を取る、そんな事は例外なく許されません。
「独断での行動」は自衛隊において最も認められない事の一つです。
それはなぜか?一人の行動で部隊が全滅する可能性があるからです。
その部隊の隊長(上司)からの指示通りに全員が動いていても、たった一人が違った行動をとった事が仇となり部隊全員が全滅する。集団行動にはそんな危険も充分にある訳です。これは入隊直後から徹底されます。むしろ、入隊直後の教育期間というのはこの事を徹底的に教え込む事が目的のメインと言っても良いと思います。
そのくらい自衛官には重要で大事な基本であり、自衛隊という組織としての絶対原則とも言えます。

一般企業において

一般企業においてその点はどうでしょうか?
もちろん、上司からの指示は守るのが当然だと思います。ですが、「徹底」されているでしょうか?されていないと思います。本当に徹底していると臨機応変さが無い、柔軟性が無い、言われた事しかできない、こんな評価になってしまうはずです。

一般企業では上司が部下に対して「自分の頭で考えろ」なんて事を言ったりしますが、自衛隊でこの言葉は聞いた事がありません。現場の一般隊員に求められるものは自分の頭で考える事ではなく、言われた作戦通りに忠実に行動する。それのみです。
そして、その作戦が万が一失敗ともなれば、それは作戦を考えた側の責任です。

自衛隊は?

上司側が全ての責任をもって部下に指示を出す、それが自衛隊です。ですので、昇級試験や昇級の際の教育期間では上司としての能力、責任といった事を学びます。

正直、私が働いてきた中ではそのくらい上司が責任を持っている会社はありませんでした。
たしかに、部下が言う事を聞かないのも分かります。また、何がなんでも聞かせようとしたら今の時代はパワハラになる。それはあると思います。
ただ、パワハラまがいに言う事を聞かせて、結果の責任も取ろうとしない上司もいます。そういった会社は組織として絶対に弱いなと思いました。

まとめ

自衛隊に在籍していたことで組織というものに対する考えは普通に会社勤めするより深まったと思います。また、自衛隊ではそういった部分を教えられるだけでなく、深く考えさせられる場面も多かったです。

正直な感想としては、自衛隊での考え方をもとに会社員になると苦労すると思います。ハッキリ言えば、上司の言葉や考えが軽く聞こえてしまいます。
ですが、自分で起業したりして組織を作っていこうとする時にはとても役立つ貴重な経験になるはずです。

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