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時代の変化と消えゆく怪異

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オカルトと社会の共存って大事なのだろうか?

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私の知っているもので、映画「リング」の呪いのビデオ。
Eメールが流行り始めた頃のチェーンメール、更に古いものであれば、不幸の手紙などであろうか?

この手の話に共通することは、恐怖や呪いと言われるものを他者に伝える事ではないだろうか?
呪いのビデオであれば、ビデオテープをダビングして他者に見せる、チェーンメールや不幸の手紙も「死にたくなければ」、「不幸になりたくなければ」他者に同じ内容のメールや手紙を送りつける。

人間の本質であろう、自分が助かりたい、という本能で他者に呪いを伝播し続けられるのだ。
これには貞子も大喜びであったと思う。

映画「リング」は1998年に公開された。配給収入は10億円で、社会現象になるまでヒットし、当時の子供から大人に至るまで、日本中を恐怖のどん底に突き落とした。
貞子のラストシーンは今でも色褪せないインパクトを持っている。

チェーンメール、チェーンレター

チェーンメール、チェーンレターは古いもので1970年代前半頃から普及したとされている。

しかし、現代ではどうだろうか?
まず、ビデオテープやEメールなどは過去の遺物。手紙などに関しては、本や映画、御伽話くらい廃れた文化なのではなかろうか。
ビデオテープは、DVDやネットで観る映画へ。Eメールや手紙は、SNSへと形を変えて進化した。

この様にスマートフォン一台で、多くが事足りてしまう現代では、呪いは伝播し辛くなってしまったのだ。
追い討ちをかけるように、DVDはリッピング行為が禁止されている。著作権法違反が厳しくなる事は、貞子も想定していなかったであろう。

連日、未成年のSNS問題やイジメが取り上げられている世間で、チェーンメールや不幸の手紙が流行るわけもない。
これらは優しい親や、安心して暮らせる社会に消されてしまったのだ。

では、現代に置いて怪異と呼ばれる存在はどうなったのか?一概には言えないが、科学的に証明できない呪いや幽霊などは廃れつつある。
最近よく見かける「人怖」などは、その名の通り人間が如何に怖いか、そこにフォーカスしている。便利になり、どのような情報でも手に入る現代では、呪いや幽霊の類は、受け入れ難いのかもしれない。

怪異達

私が住む田舎ではこの時期、頻繁にニュースになる事柄がある。
〇〇で熊の出没情報

冬に備えて熊が餌を取りに、人里へ下りてくるのだ。気象変化や、温暖化等で以前より餌が取れなくなった事が原因である。
実際恐ろしいもので、今年は熊に襲われ、死者も出ている。
熊だけではなく、猿や猪も民家や畑を荒らす被害が多く出ている。これも一つの原因として、自然界に食べ物や住む場所がなくなっていることがあるだろう。

環境変化や、人にとっての便利な暮らしで棲む場所を追われたのは、なにも動物だけではないのだ。
人を呪う事が難しくなった怪異達は、これからどのように姿を変え、生きていくのだろう。

参考:映画「リング」/中田秀夫/高橋洋/1998公開/日本

※画像はイメージです。

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